各野菜が軒並み前週比入荷増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年5月第2週（5月6日〜5月12日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週3日、前年5日。
1日平均入荷量は総量7,025t（前週比129％、前年同期比120％）。

日ごとの動き

前週比ではかぼちゃ、レタス等が減少したが、じゃがいも、たまねぎ、きゅうり等が増加したため、29％の増加となった。

前年同期比ではふき、いんげん等が減少したが、ブロッコリー、そらまめ、たまねぎ等が増加したため、20％の増加となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に入荷し、前週比14％の増加となった。品薄感があり相場は上昇傾向で、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　徳島県を中心に順調に入荷し、前週比59％の大幅な増加となった。全体量は十分で荷動きは鈍く、徳島県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、千葉県産が最盛期を迎え、前年同期比で16％の増加となった。全体量は多くなく荷動きは良好で、千葉県産の価格は前年同期比で強保合となった。

レタス　長野県、群馬県等から順調に入荷し、前年同期比で30％の大幅な増加となった。数量不足感から相場は上昇し、長野県産の価格は前年同期比で強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷し、前週比33％の大幅な増加となった。これまで安値だった反動から相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、前年同期比12％の増加となった。群馬県産の価格は前年同期比で強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷し、前年同期比19％の増加となった。全体量は多くはなく荷動きはまずまずで、茨城県産の価格は前年同期比で保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から入荷し、天候悪い中でも入荷は漸増傾向で、前年同期比26％の増加となった。埼玉県産の価格は前年同期比で強保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比35％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は弱保合となった。

たまねぎ　佐賀県を中心に兵庫県等から入荷し、前年同期比33％の大幅な増加となった。佐賀県産の価格は前年同期比で強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年5月第2週）