東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年4月第3週(4月15日〜4月21日)の概況より。
今週は20日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ12%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,216t(前週比100%、前年同期比90%)。
このうち鮮魚類は602t(前週比%、前年同期比96%)、冷凍魚類は281t(前週比132%、前年同期比95%)、塩干加工品は333t(前週比104%、前年同期比80%)。
日ごとの動き
4月15日(金) 週末の取引、雨市続きで荷動きはよくなかった。ブリが小反発、サバはしっかり、イワシは軟調、スルメは小動き、アジ、カツオは保合、相場全体では小動き。
4月16日(土) 休市前の取引、天気回復で買い気が上向き、荷動きは好転。サバ、スルメが小幅上伸、アジ、ブリが強保合、イワシは幾分値を上げ、カツオも底堅い値動き。相場全体では小高い。
4月18日(月) 週明けの取引、買い気はまずまず。アジが2〜5割、カツオは1〜3割上伸、サバは3割、イワシは1〜2割反落、メジは軟調、ブリは弱保合、スルメは保合、相場全体では区々。
4月19日(火) 休市前の取引、天候が回復し買い気は上向いた。アジが1〜3割、カツオは2割反落、メジが1〜3割、ブリは2割下落、スルメは小安い、イワシは1〜2割反発、サバは小動き、相場全体では下落。
4月21日(木) 休市明けの取引、順調な入荷で引き合いは弱め。アジが2割続落、カツオは軟調、サバは弱保合、ブリはしっかり、スルメは強保合、イワシが保合で、メジは小動き。相場全体では弱保合。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が新潟主体に入荷。数量は前週に比べ27%減少し、価格は中型が3割弱高、中小型が1.5割弱安。
サバ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ21%減少し、価格は0.5割弱高。
イワシ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ29%減少し、価格は0.5割強高。
スルメイカ 富山主体に入荷。数量は前週に比べ36%減少し、価格は1割弱安。
カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ11%増加し、価格は0.5割弱高。
主な水産物の市況(2022年4月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 43.1 | 105 | 111 | 各地 | 生 | 4,706 |
海外 | 生 | 2,892 | ||||
メバチ | 74.5 | 172 | 152 | 各地※ | 冷凍 | 1,259 |
アジ | 41.8 | 73 | 64 | 長崎 | 中 | 626 |
新潟 | 中小 | 450 | ||||
サバ | 25.8 | 79 | 88 | 石川 | − | 378 |
イワシ | 16.3 | 71 | 70 | 鳥取 | − | 389 |
スルメイカ | 9.2 | 64 | 78 | 富山 | − | 842 |
冷スルメイカ | 2.4 | 109 | 109 | 各地 | − | |
サンマ | 1.8 | 113 | 113 | 各地 | 解凍 | |
カレイ | 20.9 | 101 | 118 | 北海道 | マ | 356 |
青森ほか | マコ | 432 | ||||
北海道 | アカ | 389 | ||||
北海道 | アサバ | 351 | ||||
ハマチ | 9.6 | 96 | 49 | 愛媛ほか | 野〆 | 1,350 |
塩サケ | 21.4 | 108 | 132 | 北海道 | トキ | |
北海道 | アキ | 896 | ||||
タラ類 | 10.3 | 110 | 113 | 岩手ほか | 生 | |
宮城 | ぶわ | |||||
カツオ | 32.3 | 111 | 125 | 鹿児島 | − | 648 |
キンメダイ | 9.9 | 53 | 138 | 東京ほか | − | 1,490 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/