レタスが回復。トマト2割増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年4月第1週（4月1日〜4月7日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,087t（前週比111％、前年同期比88％）。

日ごとの動き

前週比ではじゃがいも、キャベツ等が減少したが、にんじん、ごぼう、なす等が増加したため、11％の増加となった。

前年同期比ではそらまめ、ごぼう、さつまいも等が増加したが、ふき、たけのこ、トマト等が減少したため、12％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に入荷し、前週比1％の微増となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　徳島県を中心に北海道等から入荷し、徳島産が最盛期で数量充分な入荷となっており、前週比60％の大幅な増加となった。徳島県産の価格は強保合となった。

キャベツ　神奈川県、愛知県等から入荷したが、前年同期比で14％の減少となった。神奈川県産の価格は前年同期比で強保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から入荷し、前週の低気温による数量低下から回復して、前週比7％の増加となった。気温が上がり需要が出てきて荷動きは良好で、茨城県産の価格は保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷し、前週比2％の増量となった。茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　茨城県を中心に群馬県等から入荷したが、関東産が雨の影響で落ち着いた入荷となっており、前年同期比8％の減少となった。茨城県産の価格は前年同期比で強保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から入荷し、前週比11％の増加となった。荷動きは鈍めで、千葉県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　群馬県、宮崎県等から入荷したが、前週からの雨と低気温の影響が残っており、前年同期比14％の減少となった。群馬県産の価格は前年同期比で強含みとなった。

なす　高知県を中心に入荷し、週後半に入荷数量が増えて、前週比25％の増加となった。荷動きは停滞気味で、高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比18％の増加となった。気温上昇により需要が出てきて荷動きは良好で、熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県、宮崎県等から入荷し、前週比14％の増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に佐賀県等から入荷し、前週比12％の増加となった。全般に高値なものの、数量の少なさから引き合いは強いままで、北海道産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年4月第1週）