東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年4月第1週(4月1日〜4月7日)の概況より。
6日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ10%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,450t(前週比133%、前年同期比110%)。
このうち鮮魚類は659t(前週比110%、前年同期比101%)、冷凍魚類は415t(前週比220%、前年同期比157%)、塩干加工品は376t(前週比126%、前年同期比95%)。
日ごとの動き
4月1日(金) 週末の取引、入荷増と雨で買い気は弱かった。スルメが1〜2割続落、カツオは小安い、ブリ、メジともに軟調、イワシは小甘い、サバは強保合、アジは区々、相場全体では小安い。
4月2日(土) 休市前の取引、週末、花見需要で買い気が上向き荷動きはおおむね良好。アジは2〜3割上伸、スルメが小反発、ブリは値を上げ、サバ、イワシ、メジは保合、相場全体では強保合。
4月4日(月) 週明けの取引、雨市で買い気は弱かった。イワシが2〜4割、ブリが2割上伸、スルメが1〜2割続伸、アジは強保合、メジは軟調、サバは小動き、カツオは保合、相場全体では小高い。
4月5日(火) 休市前の取引、天候が回復傾向で買い気はやや上向き。サバが1割上伸、イワシは堅調、アジは小安い、スルメは軟調、メジは弱保合、ブリは保合、相場全体では小動き。
4月7日(木) 休市明けの取引、買い気は低調。アジ、カツオが弱保合、サバは小反落、イワシ、ブリは伸びを欠き、スルメは幾分値を下げた。相場全体では弱保合。
品目別の動き
アジ 中型が長崎主体に入荷。数量は前週に比べ7%増加し、価格はわずかに増加。
サバ 三重主体に入荷。数量は前週に比べ12%減少し、価格は1.5割高。
イワシ 鳥取と京都主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加し、価格はわずかに上昇。
スルメイカ 長崎と富山主体に入荷。数量は前週に比べ13%増加し、価格は1割弱高。
カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ63%増加し、価格は2.5割弱安。
主な水産物の市況(2022年4月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 39.9 | 128 | 101 | 各地 | 生 | 4,589 |
海外 | 生 | 4,752 | ||||
メバチ | 54.2 | 140 | 126 | 各地※ | 冷凍 | 1,258 |
アジ | 53.9 | 107 | 97 | 長崎 | 中 | 518 |
中小 | - | |||||
サバ | 33.7 | 88 | 103 | 三重 | − | 346 |
イワシ | 27.6 | 108 | 107 | 鳥取ほか | − | 318 |
スルメイカ | 10.1 | 113 | 105 | 長崎ほか | − | 1,084 |
冷スルメイカ | 2.4 | 92 | 100 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.8 | 113 | 113 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 19.8 | 116 | 86 | 北海道 | マ | 432 |
青森 | マコ | 513 | ||||
北海道 | アカ | 480 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 10.9 | 95 | 49 | 愛媛ほか | 野〆 | 1,350 |
塩サケ | 22.5 | 130 | 139 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 896 | ||||
タラ類 | 10.9 | 106 | 107 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 27.9 | 163 | 98 | 鹿児島 | − | 626 |
キンメダイ | 10.2 | 140 | 72 | 東京ほか | − | 1,620 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/