カツオは鹿児島を主体に入荷

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年3月第3週(3月18日〜3月24日)の概況より。
21日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ15%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,063t(前週比89%、前年同期比73%)。

このうち鮮魚類は547t(前週比85%、前年同期比71%)、冷凍魚類は188t(前週比84%、前年同期比80%)、塩干加工品は328t(前週比98%、前年同期比73%)。

日ごとの動き

3月18日(金) 週末の取引、連休を控えているものの雨市で買い気は振るわなかった。カツオが1〜3割下落、サバ、イワシは小安い、スルメは堅調、相場全体では小安い

3月19日(土) 連休前の取引、相場は全般に上伸。アジが倍値水準、サバ、カツオが反発、スルメは連日の品薄高、ブリ、メジも底堅く、相場全体では小反発

3月22日(火) 連休明けの取引、雨市で買い気は弱め。アジが1〜2割、サバが1割の反落、メジは軟調、カツオは強保合、ブリは小甘い、相場全体では小反落

3月23日(水) 水曜開市日の取引、天候は回復したが買い気は弱め。アジが2〜3割続落、イワシは2〜3割、ブリは1〜2割の下落、スルメは弱保合、相場全体では続落

3月24日(木) 開市日の間の取引、入荷が少なかったことで荷動きは順調。イワシが小反発、ブリは強保合、メジは1〜2割、スルメは1割の下落、相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型が長崎や三重、中小型が宮崎や新潟を主体に入荷。前週に比べ数量は64%減少し、価格は中型が約2.1倍、中小型が1.5割強安。

サバ 三重を主体に入荷。前週に比べ数量は23%増加し、価格はほぼ変わらず。

イワシ 鳥取や石川を主体に入荷。前週に比べ数量は13%減少し、価格は約1割高。

スルメイカ 富山を主体に入荷。前週に比べ数量は6%減少し、価格はほぼ変わらず。

カツオ 鹿児島を主体に入荷。前週に比べ数量は23%減少し、価格は1.5割高。

ムキカキ 7%減少し、三陸産の価格は約2割高。

主な水産物の市況(2022年3月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ37.310480各地4,297
海外4,644
メバチ439081各地※冷凍1,258
アジ23.53630長崎ほか842
宮崎ほか中小405
サバ44.6123108三重281
イワシ27.58792鳥取ほか324
スルメイカ9.59441富山1,020
冷スルメイカ2.5156167各地-
サンマ1.7142113各地解凍-
カレイ17.46984北海道486
宮城ほかマコ432
北海道アカ486
北海道アサバ-
ハマチ14.511742鹿児島ほか野〆1,296
塩サケ20.8108103北海道トキ-
北海道アキ896
タラ類13.29485岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ21.97758鹿児島670
キンメダイ64344東京ほか1,685
ムキカキ8.29364三陸1,418
各地-
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/