なす、ピーマン、こまつな増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年3月第2週（3月11日〜3月17日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,201t（前週比97％、前年同期比108％）。

日ごとの動き

前週比ではなす、ピーマン、こまつな等が増加したが、かぼちゃ、なのはな、ごぼう等が減少したため、3％の減少となった。

前年同期比ではかぶ、たまねぎ、かぼちゃ等が減少したが、ごぼう、さといも、なのはな等が増加したため、8％の増加となった。

市況は前週比で弱保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。全体量が少なめな中、注文もまずまずあり荷動きは良好で、千葉県産の価格は保合となった。

にんじん　徳島県、千葉県等から入荷したが、千葉県産が終盤に近付き減少傾向で、前週比4％の減少となった。徳島県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。週前半は高値感あり引き合いが弱まるも、週後半は連休前で引合い強まり、愛知県産の価格は保合となった。

レタス　茨城県を中心に長崎県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。価格下落により需要が出るも入荷量は多く、茨城県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、茨城県産の秋冬作が終盤に向けて減少し、前週比12％の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。価格がこなれて荷動きはあるも、出回りは潤沢で、群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。暖かくなり需要期を過ぎたことで荷動きは鈍化し、千葉県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　群馬県、千葉県等から入荷し、前週比2％の増加となった。全体量は十分で引き合い弱まり、群馬県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、気温上昇により増加傾向で、前週比8％の増加となった。高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比1％の微増となった。熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県、宮崎県等から入荷し、前週比4％の増加となった。引き合いは弱めで相場は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年3月第2週）