東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年3月第2週(3月11日〜3月17日)の概況より。
16日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ7%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,196t(前週比105%、前年同期比105%)。
このうち鮮魚類は640t(前週比107%、前年同期比113%)、冷凍魚類は222t(前週比103%、前年同期比90%)、塩干加工品は334t(前週比104%、前年同期比102%)。
日ごとの動き
3月11日(金) 週末の取引、入荷増で荷動きは鈍化。サバが1割続落、カツオは1割下落、スルメは浜高を受けて1〜2割反発、アジは強保合、相場全体では軟調。
3月12日(土) 休市前の取引、入荷が減り買い気は幾分上向き。サバが1割反発、カツオは堅調、イワシは強保合、ブリは続軟調、相場全体では強保合。
3月14日(月) 週明けの取引、比較的順調な入荷で買い気は低調。メジが小高く、アジは堅調、サバは1〜2割反落、ブリは1〜2割下落、相場全体では小動き。
3月15日(火) 休市前の取引、買い気は振るわなかった。イワシがしっかり、サバが強保合、カツオは軟調、ブリは小甘い、スルメは小動き、相場全体では保合。
3月17日(木) 休市明けの取引、買い気はやや上向いた。アジが2〜3割上伸、スルメは小高い、カツオは続軟調、イワシは弱保合、相場全体では小動き。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が宮崎を主体に入荷。前週に比べ数量は43%増加し、価格は中型が約4.5割安、中小型が約3割高。
サバ 三重を主体に入荷。前週に比べ数量は16%減少し、価格は2割弱安。
イワシ 石川や鳥取を主体に入荷。前週に比べ数量は15%減少し、価格はわずかに下落。
スルメイカ 長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は14%減少し、価格は0,5割強高。
カツオ 鹿児島を主体に入荷。前週に比べ数量は26%増加し、価格はほば変わらず。
ムキカキ 16%減少し、三陸産の価格は約0.5割安。
主な水産物の市況(2022年3月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 35.7 | 92 | 113 | 各地 | 生 | 3,824 |
海外 | 生 | 4,140 | ||||
メバチ | 47.7 | 107 | 80 | 各地※ | 冷凍 | 1,256 |
アジ | 66.1 | 143 | 150 | 長崎 | 中 | 410 |
宮崎 | 中小 | 486 | ||||
サバ | 36.3 | 84 | 82 | 三重 | − | 285 |
イワシ | 31.6 | 85 | 196 | 石川ほか | − | 292 |
スルメイカ | 10.1 | 86 | 51 | 長崎 | − | 1,017 |
冷スルメイカ | 1.6 | 48 | 133 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.2 | 75 | 71 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 25.4 | 148 | 119 | 北海道 | マ | 454 |
青森ほか | マコ | 540 | ||||
北海道 | アカ | 572 | ||||
北海道 | アサバ | 338 | ||||
ハマチ | 12.4 | 91 | 56 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,296 |
塩サケ | 19.2 | 119 | 130 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 896 | ||||
タラ類 | 14.1 | 105 | 113 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 28.6 | 126 | 129 | 鹿児島 | − | 583 |
キンメダイ | 13.8 | 230 | 173 | 静岡ほか | − | 1,642 |
ムキカキ | 8.8 | 84 | 76 | 三陸 | − | 1,174 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/