はくさい茨城の秋冬作が終盤

2022年2月第3週(2月18日〜2月24日)

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2022年2月第3週(2月18日〜2月24日)の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,089t(前週比99%、前年同期比85%)。

日ごとの動き

前週比ではほうれんそう、こまつな、かぶ等が増加したが、ごぼう、はくさい、さといも等が減少し、1%の微減となった。

前年同期比ではごぼう、さつまいも、ねぎ等が増加したが、ピーマン、レタス、なす等が減少したため、15%の減少となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん 神奈川県、千葉県等から入荷し、前週比で8%の増加となった。引き合いは強く相場は上昇し、神奈川県産の価格は強保合となった。

にんじん 千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、千葉県産が終盤に近づいて入荷は多くなく、前週比2%の減少となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ 愛知県を中心に千葉県等から入荷し、前週比3%の増加となった。前週が高値だったため荷動きは鈍化し、愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス 静岡県を中心に長崎県等から入荷し、前週比で1%の微増となった。前週に価格が下がって荷動きが出てきたものの、全体量は多く、静岡県産の価格は弱保合となった。

はくさい 茨城県を中心に群馬県等から入荷したが、茨城県産の秋冬作が終盤に向けて減少し、前週比11%の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう 群馬県、茨城県等から入荷し、良天候と気温上昇により関東産が数量回復して、前週比20%の増加となった。群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ 千葉県、埼玉県等から入荷したが、前週比5%の減少となった。千葉県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり 宮崎県を中心に千葉県等から入荷し、前週比で2%の増加となった。量販店特売の需要が出てきたものの、末端の売れ行きは鈍く、宮崎県産の価格は弱保合となった。

なす 高知県を中心に入荷したが、低気温のため多くない出回りで、前週比4%の減少となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト 熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比1%の微増となった。全体量が少なめの中、荷動きはまずまず良好で、熊本県産の価格は強含みとなった。

ピーマン 宮崎県を中心に高知県等から入荷し、前週比3%の減少となった。これまで相場上昇が続いた高値反動から引き合いは弱く、宮崎県産の価格は弱保合となった。

主な農産物(野菜)の市況(2022年2月第3週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引産地単位(kg)価格
だいこん40610890せり神奈川101,620
相対神奈川101,274
かぶ4811981せり千葉0.8205
相対千葉0.8134
にんじん2619884せり千葉10-
相対千葉101,015
ごぼう2386113せり青森4-
相対青森4756
キャベツ74710387せり愛知10576
相対愛知10886
レタス22610172せり静岡103,586
相対静岡102,203
はくさい5728992せり茨城151,116
相対茨城15562
こまつな4712084せり茨城0.2-
相対茨城0.288
ほうれんそう7212077せり群馬0.2173
相対群馬0.2101
ねぎ18695103せり千葉5-
相対千葉51,598
みずな2010578せり茨城0.2-
相対茨城0.269
セルリー3810191せり静岡10-
相対静岡102,441
ブロッコリー15510375せり愛知51,944
相対愛知51,382
きゅうり21210277せり宮崎52,981
相対宮崎52,095
なす969672せり高知5-
相対高知52,678
トマト23710175せり熊本4-
相対熊本41,231
ミニトマト8010585せり熊本3-
相対熊本31,706
ピーマン689773せり宮崎0.13-
相対宮崎0.13110
じゃがいも2919688せり北海道10-
相対北海道103,456
さつまいも153106101せり千葉5-
相対千葉51,490
さといも229191せり埼玉10-
相対埼玉102,894
たまねぎ3999682せり北海道20-
相対北海道205,184
なましいたけ309689せり千葉0.1-
相対千葉0.1-
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/