東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年2月第3週(2月18日〜2月24日)の概況より。
23日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ27%の減少。
1日平均取扱数量は総量970t(前週比80%、前年同期比82%)。
このうち鮮魚類は455t(前週比73%、前年同期比81%)、冷凍魚類は195t(前週比85%、前年同期比84%)、塩干加工品は320t(前週比89%、前年同期比83%)。
日ごとの動き
2月18日(金) 週末の取引、買い気は振るわなかった。アジが3〜4割、メジは1〜2割の続伸、カツオは3割、イワシは2割の上伸、スルメは強保合、相場全体では引き続きの浜高を受けて続伸。
2月19日(土) 休市前の取引、入荷は増えたが荷動きは比較的順調。カツオが1〜3割、アジは小幅に続伸、ブリは続堅調、サバ、メジは堅調、スルメは小安く、相場全体では小幅続伸。
2月21日(月) 週明けの取引、買い気は振るわなかった。アジが3〜4割、カツオは2〜3割の反落、メジは2〜3割下落、イワシは1〜3割上伸、相場全体では反落。
2月22日(火) 休市前の取引、荷動きはまずまず。アジは1割、カツオが4割から倍値に反発、サバは2割上伸、スルメは2〜3割下落、イワシは1〜2割反落、相場全体では堅調。
2月24日(木) 休市明けの取引、入荷増で買い気は低調。イワシが2〜3割、スルメは2割の続落、サバは1〜2割反落、メジは1〜3割上伸、カツオは区々、相場全体では軟調。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が青森や島根を主体に入荷。前週に比べ数量は59%減少し、価格は中型が9割強高、中小型が前年同期比で1.5割弱高。
サバ 富山を主体に入荷。前週に比べ数量は13%減少し、価格は3.5割弱高。
イワシ 石川を主体に入荷。前週に比べ数量は30%減少し、価格は6割高。
スルメイカ 静岡を主体に入荷。前週に比べ数量は13%減少し、価格は約1.5割安。
カツオ 長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は35%減少し、価格は約2.1倍。
ムキカキ 11%減少し、三陸産の価格は1割安。
主な水産物の市況(2022年2月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 35.4 | 95 | 97 | 各地 | 生 | 3,227 |
海外 | 生 | - | ||||
メバチ | 32.2 | 68 | 72 | 各地※ | 冷凍 | 1,260 |
アジ | 24 | 41 | 63 | 長崎 | 中 | 961 |
青森ほか | 中小 | 729 | ||||
サバ | 37.1 | 87 | 90 | 富山 | − | 486 |
イワシ | 22.4 | 70 | 119 | 石川 | − | 540 |
スルメイカ | 8.1 | 87 | 41 | 静岡 | − | 842 |
冷スルメイカ | 2.4 | 83 | 240 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.8 | 113 | 106 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 11.1 | 53 | 90 | 北海道 | マ | 400 |
青森ほか | マコ | 648 | ||||
北海道 | アカ | 684 | ||||
北海道 | アサバ | 468 | ||||
ハマチ | 19.6 | 104 | 33 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,296 |
塩サケ | 16 | 95 | 114 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 896 | ||||
タラ類 | 25.4 | 79 | 114 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 3.5 | 65 | 27 | 長崎 | − | 1,555 |
キンメダイ | 6 | 71 | 118 | 静岡ほか | − | 1,793 |
ムキカキ | 15.5 | 89 | 100 | 三陸 | − | 1,621 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/