東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年2月第1週(2月4日〜2月10日)の概況より。
9日(水) が開市のため6日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ19%の減少。
1日平均取扱数量は総量916t(前週比73%、前年同期比84%)。
このうち鮮魚類は469t(前週比81%、前年同期比87%)、冷凍魚類は156t(前週比50%、前年同期比75%)、塩干加工品は292t(前週比79%、前年同期比85%)。
日ごとの動き
2月4日(金) 週末の取引、鮮魚類の引き合いは振るわなかった。サバが2〜4割続伸、スルメはしっかり、イワシ、カツオは軟調、ブリは小甘い、相場全体では小動き。
2月5日(土) 休市前の取引、買い一服ムードなどから相場は伸び悩む展開。アジ、サバは前日並みににとどまり、イワシ、メジが弱保合、カツオは小反発、相場全体では小動き。
2月7日(月) 週明けの取引、買い気はいまひとつ。
カツオ 3〜5割続伸、スルメは2〜3割反発、サバは2〜3割上伸、ブリは堅調な相場形成、イワシは軟調、相場全体では浜高を反映し上伸。
2月8日(火) 開市の間の取引、全般に入荷水準が低かったことで引き合いはおおむね良好。ブリが小幅続伸、アジがしっかり、イワシ、メジは強保合、サバ、スルメは幾分値を下げ、相場全体では区々。
2月9日(水) 水曜開市日の取引、全体の入荷は減ったが買い気は低調。アジが2〜3割上伸、カツオは1割反発、スルメは1〜2割続落、イワシ、ブリは軟調な相場形成、相場全体では軟調。
2月10日(木) 休市前の取引、降雪予報で買い気は低調。アジが2〜4割反落、スルメ、メジは小幅続落、サバは軟調、イワシは強保合、相場全体では小安い。
品目別の動き
アジ 中型が長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は21%減少し、価格は中型はわずかに上昇。
サバ 静岡や長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は22%減少し、価格は約4割高。
イワシ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量は4%増加し、価格はほぼ変わらず。
スルメイカ 長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は7%増加し、価格は0.5割強高。
カツオ 高知を主体に入荷。前週に比べ数量は33%減少し、価格は3.5割弱高。
ムキカキ 16%減少し、三陸産の価格は0.5割安。
主な水産物の市況(2022年2月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 35.5 | 106 | 128 | 各地 | 生 | 8,026 |
海外 | 生 | 3,348 | ||||
メバチ | 24.5 | 88 | 63 | 各地※ | 冷凍 | 1,246 |
アジ | 40 | 79 | 111 | 長崎 | 中 | 450 |
- | 中小 | - | ||||
サバ | 28.7 | 78 | 67 | 静岡ほか | − | 423 |
イワシ | 28 | 104 | 103 | 千葉 | − | 324 |
スルメイカ | 13 | 107 | 61 | 長崎 | − | 922 |
冷スルメイカ | 2 | 143 | 333 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.6 | 94 | 107 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 8.8 | 64 | 73 | 北海道 | マ | 360 |
宮城ほか | マコ | 464 | ||||
北海道 | アカ | 675 | ||||
北海道 | アサバ | 389 | ||||
ハマチ | 17.9 | 81 | 31 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,296 |
塩サケ | 15.8 | 95 | 122 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 896 | ||||
タラ類 | 25.7 | 83 | 109 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 5.3 | 67 | 143 | 高知 | − | 918 |
キンメダイ | 5.5 | 60 | 83 | 静岡ほか | − | 1,656 |
ムキカキ | 14.6 | 84 | 89 | 三陸 | − | 1,361 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/