レタス低温・干ばつで不足感

2022年1月第4週(1月21日〜1月27日)

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2022年1月第4週(1月21日〜1月27日)の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,491t(前週比113%、前年同期比102%)。

日ごとの動き

前週比ではピーマン、ブロッコリー等が減少したが、たまねぎ、じゃがいも、ごぼう等が増加し、13%の増加となった。

前年同期比ではトマト、ブロッコリー、みずな等が減少したが、さといも、キャベツ、さつまいも等が増加したため、2%の増加となった。

市況は前週比で強含み、前年同期比で弱保合となった。

品目別の動き

だいこん 千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比12%の増加となった。太物の引合いが出てきており、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん 千葉県を中心に埼玉県等から順調に入荷し、前週比14%の増加となった。荷動き鈍く相場は下落し、千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ 愛知県を中心に千葉県等から入荷し、前週比4%の増加となった。やや落ち着いた出回りも荷動きはまずまず良好で、愛知県産の価格は強含みとなった。

レタス 静岡県を中心に長崎県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。低温や干ばつで全体量少なく不足感が高まり、静岡県産の価格は強保合となった。

はくさい 茨城県を中心に兵庫県等から順調に入荷し、前週比10%の増加となった。茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう 群馬県を中心に茨城県等から順調に入荷し、前週比25%の増加となった。数量が多い露地物は、低気温で品質低下が見られて荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ 千葉県、埼玉県等から入荷し、前週比1%の微増となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

きゅうり 宮崎県を中心に千葉県等から入荷し、前週比12%の増加となった。引き合いはまずまずあり、宮崎県産の価格は強保合となった。

なす 高知県を中心に入荷し、前週比15%の増加となった。荷動きはさほどよくないものの、数量も少なく、高知県産の価格は保合となった。

トマト 熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比15%の増加となった。熊本県産の価格は強含みとなった。

ピーマン 宮崎県を中心に高知県等から入荷したが、成り疲れのため数量は落ち着いており、前週比5%の減少となった。荷動きはまずまず良好で相場は上昇し、宮崎県産の価格は強保合となった。

主な農産物(野菜)の市況(2022年1月第4週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引産地単位(kg)価格
だいこん462112107せり千葉10-
相対千葉10691
かぶ54112105せり千葉0.8-
相対千葉0.8110
にんじん352114110せり千葉10-
相対千葉10950
ごぼう28128108せり青森4-
相対青森4918
キャベツ731104115せり愛知101,215
相対愛知10756
レタス209100104せり静岡103,521
相対静岡102,678
はくさい670110108せり茨城151,080
相対茨城15432
こまつな4511098せり茨城0.2-
相対茨城0.293
ほうれんそう70125106せり群馬0.2175
相対群馬0.2115
ねぎ231101108せり千葉52,376
相対千葉51,015
みずな1910890せり茨城0.2-
相対茨城0.278
セルリー3311393せり静岡10-
相対静岡101,901
ブロッコリー1219687せり愛知52,246
相対愛知51,879
きゅうり20811295せり宮崎53,132
相対宮崎52,354
なす96115106せり高知5-
相対高知52,182
トマト23211581せり熊本4-
相対熊本41,037
ミニトマト8010294せり熊本3-
相対熊本31,490
ピーマン7195105せり宮崎0.1386
相対宮崎0.1386
じゃがいも378134102せり北海道10-
相対北海道103,456
さつまいも171115113せり千葉5-
相対千葉51,382
さといも32119122せり埼玉10-
相対埼玉102,765
たまねぎ44613991せり北海道20-
相対北海道205,184
なましいたけ34109102せり千葉0.1-
相対千葉0.154
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/