東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年1月第3週(1月14日〜1月20日)の概況より。
19日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ7%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,046t(前週比97%、前年同期比91%)。
このうち鮮魚類は532t(前週比93%、前年同期比95%)、冷凍魚類は200t(前週比98%、前年同期比96%)、塩干加工品は314t(前週比106%、前年同期比82%)。
日ごとの動き
1月14日(金) 週末の取引、鮮魚類の引き合いは引き続き弱かった。イワシが堅調、アジがしっかり、ブリは1〜3割下落、スルメ、カツオは小動き、相場全体では区々。
1月15日(土) 休市前の取引、前荷薄もあって買い急がれ、全般に小高い値動き。アジ、サバが上伸、スルメも堅調、ブリは小反発、メジも品薄高、イワシは幾分値を下げ、相場全体では堅調。
1月17日(月) 週明けの取引、入荷増で買い気はいまひとつ。ブリが1〜2割続伸、スルメは1〜2割上伸、アジは3〜4割反落、サバは弱保合、相場全体では小動き。
1月18日(火) 休市前の取引、入荷増で荷動きはよくなかった。サバが堅調、アジ、カツオは強保合、メジは軟調、スルメは小甘い相場形成、相場全体では強保合。
1月20日(木) 休市明けの取引、入荷増や気温の低下などもあって買い気は弱め。イワシが半値に、サバが2〜4割、アジが2〜3割、スルメは1〜2割の下落、カツオは弱保合、相場全体では下落。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が長崎や島根を主体に入荷。前週に比べ数量は35%減少し、価格は中型が約7割高、中小型が4.5割弱高。
サバ 岩手を主体に入荷。前週に比べ数量は12%増加し、価格はわずかに上昇。
イワシ 千葉や静岡を主体に入荷。前週に比べ数量は11%増加し、価格は約1.5割高。
スルメイカ 石川や長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は34%減少し、価格は約2割安。
カツオ 愛媛を主体に入荷。前週に比べ数量は46%増加し、価格は約4.5割安。
ムキカキ ほぼ変わらず、三陸産の価格は1割強安。
主な水産物の市況(2022年1月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 27.5 | 83 | 110 | 各地 | 生 | 4,974 |
海外 | 生 | 3,708 | ||||
メバチ | 29.5 | 90 | 90 | 各地※ | 冷凍 | 1,236 |
アジ | 34.6 | 65 | 72 | 長崎 | 中 | 646 |
長崎ほか | 中小 | 594 | ||||
サバ | 42.7 | 112 | 94 | 岩手 | − | 408 |
イワシ | 26.8 | 111 | 145 | 千葉ほか | − | 356 |
スルメイカ | 3.5 | 66 | 25 | 石川ほか | − | 1,148 |
冷スルメイカ | 4.5 | 113 | 409 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.9 | 112 | 95 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 12.1 | 110 | 83 | 北海道 | マ | 324 |
青森ほか | マコ | 468 | ||||
北海道 | アカ | 972 | ||||
北海道 | アサバ | 497 | ||||
ハマチ | 28.7 | 97 | 42 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,296 |
塩サケ | 18 | 110 | 130 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 948 | ||||
タラ類 | 33.5 | 118 | 104 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 5.4 | 146 | 675 | 愛媛 | − | 745 |
キンメダイ | 4.6 | 85 | 66 | 静岡ほか | − | 2,052 |
ムキカキ | 16.8 | 99 | 85 | 三陸 | − | 2,066 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/