東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年1月第2週(1月7日〜1月13日)の概況より。
10日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,073t(前週比90%、前年同期比90%)。
このうち鮮魚類は573t(前週比106%、前年同期比106%)、冷凍魚類は205t(前週比111%、前年同期比111%)、塩干加工品は295t(前週比63%、前年同期比63%)。
日ごとの動き
1月7日(金) 週末の取引、前日降雪の影響もあって買い気は弱め。サバが3〜5割、アジは3〜4割、イワシは2〜3割の下落、ブリは堅調な相場形成、相場全体では下落。
1月8日(土) 連休前の取引、買い気はやや上向いた。イワシが2〜4割、アジは小幅に続落、メジは小高く、カツオは堅調、相場全体では軟調。
1月11日(火) 連休明けの取引、入荷増と天候の悪化で買い気は振るわなかった。イワシが2〜3割、アジは2割の続落、カツオは2割下落、メジは区々、相場全体では小幅下落。
1月12日(水) 水曜開市日の取引、入荷は減ったが買い気は弱め。イワシの千葉産が半値に、カツオは2〜3割の続落、ブリは軟調、スルメは堅調、相場全体では軟調。
1月13日(木) 開市日の間の取引、入荷は減ったが買い気は振るわなかった。スルメが1割下落、イワシは軟調、カツオは堅調、メジは強保合、相場全体では小動き。
品目別の動き
アジ 中型、中小型ともに長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は48%増加し、価格は中型が4.5割弱安、中小型が約5割安。
サバ 青森を主体に入荷。前週に比べ数量は6%減少し、価格は約2割高。
イワシ 岩手を主体に入荷。前週に比べ数量は11%増加し、価格はわずかに下落。
スルメイカ 長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は60%減少し、価格は4割強高。
カツオ 長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は4.6倍に増加し、価格は約1割安。
ムキカキ 12%減少し、三陸産の価格は5割高。
主な水産物の市況(2022年1月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 33.2 | 143 | 143 | 各地 | 生 | 4,690 |
海外 | 生 | - | ||||
メバチ | 32.6 | 116 | 116 | 各地※ | 冷凍 | 1,238 |
アジ | 53.1 | 148 | 148 | 長崎 | 中 | 378 |
長崎 | 中小 | 414 | ||||
サバ | 38 | 94 | 94 | 青森 | − | 400 |
イワシ | 24.2 | 111 | 111 | 岩手 | − | 313 |
スルメイカ | 5.3 | 40 | 40 | 長崎 | − | 1,453 |
冷スルメイカ | 4 | 222 | 222 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.7 | 74 | 74 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 11 | 102 | 102 | 北海道 | マ | 432 |
宮城 | マコ | 558 | ||||
北海道 | アカ | 689 | ||||
北海道 | アサバ | 459 | ||||
ハマチ | 29.5 | 37 | 37 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,296 |
塩サケ | 16.3 | 131 | 131 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 1,026 | ||||
タラ類 | 28.5 | 97 | 97 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 3.7 | 463 | 463 | 長崎 | − | 1,339 |
キンメダイ | 5.4 | 200 | 200 | 静岡ほか | − | 2,095 |
ムキカキ | 16.9 | 88 | 88 | 三陸 | − | 2,361 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/