ぽんかん大幅増。いちご大幅減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年1月第2週（1月7日〜1月13日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週2日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,494t（前週比93％、前年同期比87％）。

日ごとの動き

前週比では不知火、キウイ、きんかんなどが増加したが、いちご、アールスメロン、みかんなどが減少したため、7％の減少となった。

前年同期比ではポンカン、不知火、いよかんなどが増加したが、はっさく、りんご、アールスメロンなどが減少したため、13％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比では強保合となった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に愛媛県等から入荷したが、前週比8％の減少となった。静岡県産普通の価格は弱保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に熊本県等から入荷し、前週比77％の大幅な増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比33％の大幅な増加となった。愛媛県産の価格は弱含みとなった。

はっさく　和歌山県を中心に入荷したが、前年同期比25％の減少となった。荷動きは例年に比べよく、和歌山県産の価格は前年同期比で強保合となった。

不知火　熊本県産を中心に佐賀県等から入荷し、前年同期比10％の増加となった。熊本県産のハウス物が終了し、無加温物の出荷がはじまりた。熊本県産の価格は前年同期比で保合となった。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷し、前年同期比は増減なしとなった。宮崎県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。価格は青森県産「ふじ」は弱含み、「王林」は保合となった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷したが、前週比56％の大幅な減少となった。価格は栃木県産「とちおとめ」、静岡県産「紅ほっぺ」はともに保合、福岡県産「あまおう」は弱含みとなった。

アールスメロン　静岡県を中心に入荷したが、静岡県、熊本県、高知県産の出荷量が伸び悩み、前週比19％の減少となった。静岡県産の価格は強保合となった。

キウイ　福岡県を中心に和歌山県等から入荷したが、前年同期比12％の減少となった。福岡県産の価格は前年同期比で保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年1月第2週）