入荷低調。荷動きもよくない

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年1月第1週(12月31日〜1月6日)の概況より。
今週は正月明けの5日(水)が初市で2日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量1,270t(前週比110%、前年同期比101%)。

このうち鮮魚類は541t(前週比103%、前年同期比94%)、冷凍魚類は294t(前週比118%、前年同期比123%)、塩干加工品は436t(前週比115%、前年同期比97%)。

日ごとの動き

1月5日(水) 令和4年正月明けの取引、低調な入荷だが初市で鮮魚類の荷動きはよくなかった。浜高などから、スルメの釣りものがほぼ倍値、カツオ、ブリ、メジも上げ相場、サバは堅調、アジは軟調な相場形成、相場全体では堅調

1月6日(木) 初市の次の日の取引、買い気はいまひとつ。カツオが1〜2割、スルメは1割の反落、アジは続軟調、メジは堅調な相場形成、サバはしっかり、相場全体では軟調

品目別の動き

アジ 中型が福岡や長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は63%増加し、価格は中型が約1割安。

サバ 福岡や岩手を主体に入荷。前週に比べ数量は38%増加し、価格は2.5割弱高。

イワシ 岩手を主体に入荷。前週に比べ数量は93%増加し、価格は0.5割強安。

スルメイカ 長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は21%増加し、価格は4.5割高。

カツオ 長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は46%減少し、価格は約8.5割高。

ムキカキ 49%増加し、三陸産の価格は約0.5割高。

主な水産物の市況(2022年1月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ63.680117各地5,352
海外2,862
メバチ42.2108100各地※冷凍1,250
アジ32.1163123福岡ほか648
-中小-
サバ2113869福岡ほか567
イワシ18.919391岩手432
スルメイカ3.412122長崎1,707
冷スルメイカ5.2158173各地-
サンマ3.442583各地解凍-
カレイ6.112736北海道-
宮城マコ648
北海道アカ-
北海道アサバ378
ハマチ49.69171鹿児島ほか野〆1,296
塩サケ27.2159138北海道トキ-
北海道アキ1,026
タラ類24149107岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ2.654173長崎1,890
キンメダイ3.782106静岡2,052
ムキカキ15.914989三陸2,598
各地-
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/