東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年12月第3週(12月17日〜12月23日)の概況より。
22日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,392t(前週比102%、前年同期比96%)。
このうち鮮魚類は640t(前週比96%、前年同期比108%)、冷凍魚類は286t(前週比86%、前年同期比98%)、塩干加工品は466t(前週比127%、前年同期比83%)。
日ごとの動き
12月17日(金) 週末の取引、雨市で買い気は低調。アジが1〜2割上伸、イワシ、メジは堅調、カツオは強保合、ブリは1割下落、スルメは小安い、相場全体では小動き。
12月18日(土) 休市前の取引、買い気はやや上向き。サバが1〜3割下落、スルメは弱保合、カツオは2〜3割上伸、アジは1〜2割続伸、相場全体では堅調。
12月20日(月) 週明けの取引、入荷も少なく買い気はまずまず。アジが4〜5割続伸、メジは堅調、ブリは2〜3割下落、サバは弱保合、相場全体では小動き。
12月21日(火) 休市前の取引、買い気は振るわなかった。アジが浜高を受け3〜6割続伸、カツオは1〜2割上伸、サバは強保合、ブリは2割続落、メジは弱保合、相場全体では区々。
12月23日(木) 休市明けの取引、入荷増に加え高値だった火曜日からの反動もあり総じて小安い値動き。アジの下げ足が速まり、サバ、イワシもやや値下がり、カツオは小反落、相場全体では小幅下落。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型は新潟を主体に入荷、前週に比べ数量は16%減少し、価格は中型が約7.5割高、中小型が2割強安。
サバ 千葉や岩手を主体に入荷、前週に比べ数量は4%減少し、価格はほぼ変わらず。
イワシ 岩手を主体に入荷、前週に比べ数量は2倍に増加し、価格はほぼ変わらず。
スルメイカ 静岡を主体に入荷、前週に比べ数量はわずかに減少し、価格はわずかに上昇。
カツオ 長崎を主体に入荷、前週に比べ数量は35%減少し、価格は約3割高。
生サンマ 入荷なし。
ムキカキ 7%増加し、三陸産の価格は約2.5割高。
主な水産物の市況(2021年12月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 46.9 | 96 | 96 | 各地 | 生 | 6,959 |
海外 | 生 | 4,023 | ||||
メバチ | 47.2 | 61 | 85 | 各地※ | 冷凍 | 1,244 |
アジ | 49.4 | 84 | 157 | 長崎 | 中 | 713 |
新潟 | 中小 | 270 | ||||
サバ | 41.4 | 96 | 114 | 千葉ほか | − | 346 |
イワシ | 18.2 | 200 | 143 | 岩手 | − | 616 |
スルメイカ | 6.8 | 97 | 58 | 静岡 | − | 1,134 |
冷スルメイカ | 4.6 | 128 | 144 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.9 | 50 | 58 | - | 生 | - |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 14.5 | 54 | 201 | 北海道 | マ | 378 |
青森ほか | マコ | 594 | ||||
北海道 | アカ | 594 | ||||
北海道 | アサバ | 432 | ||||
ハマチ | 30.3 | 118 | 50 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,296 |
塩サケ | 23.6 | 119 | 104 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 1,026 | ||||
タラ類 | 28.6 | 89 | 108 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 5.6 | 65 | 243 | 長崎 | − | 1,166 |
キンメダイ | 7.7 | 122 | 140 | 静岡ほか | − | 1,884 |
ムキカキ | 17.4 | 107 | 108 | 三陸 | − | 2,145 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/