東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年12月第2週(12月10日〜12月16日)の概況より。
15日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ5%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,369t(前週比104%、前年同期比99%)。
このうち鮮魚類は668t(前週比105%、前年同期比103%)、冷凍魚類は333t(前週比111%、前年同期比95%)、塩干加工品は368t(前週比96%、前年同期比95%)。
日ごとの動き
12月10日(金) 週末の取引、入荷は減少したものの買い気は振るわなかった。イワシが2〜5割反発、メジはしっかり、スルメは2割下落、サバは弱保合、相場全体では小動き。
12月11日(土) 休市前の取引、入荷が減ったこともあり買い気はやや上向き。サバが2〜3割上伸、ブリは堅調、サンマは1〜2割下落、イワシは軟調、相場全体では区々。
12月13日(月) 週明けの取引、順調な入荷で買い気は後退。ブリが2〜5割、イワシは1〜2割上伸、メジは堅調、サバは2〜3割反落、カツオは1〜3割、アジは1〜2割下落、相場全体では区々。
12月14日(火) 休市前の取引、入荷は減ったが買い気はいまひとつ。サバが2〜3割反発、カツオは小幅下落、ブリ、メジは軟調、イワシは区々、相場全体では小安い。
12月16日(木) 休市明けの取引、買い気は若干上向き。サバが1〜2割続伸、ブリは堅調、イワシは2〜4割下落、カツオは小甘い、相場全体では区々。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型は新潟を主体に入荷、前週に比べ数量は7%増加し、価格は中型が約0.5割安、中小型が1割弱安。
サバ 北海道を主体に入荷、前週に比べ数量は6%増加し、価格はわずかに下落。
イワシ 北海道を主体に入荷、前週に比べ数量は15%増加し、価格はわずかに下落。
スルメイカ 長崎や青森を主体に入荷、前週に比べ数量は56%増加し、価格は約1.5割安。
カツオ 鹿児島を主体に入荷、前週に比べ数量は12%増加し、価格はわずかに下落。
生サンマ 岩手や宮城を主体に入荷、価格はわずかに下落。
ムキカキ ほぼ変わらず、三陸産の価格は約1割安。
主な水産物の市況(2021年12月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 48.8 | 82 | 108 | 各地 | 生 | 4,796 |
海外 | 生 | 3,466 | ||||
メバチ | 77.5 | 150 | 125 | 各地※ | 冷凍 | 1,227 |
アジ | 58.7 | 107 | 113 | 長崎 | 中 | 404 |
新潟 | 中小 | 346 | ||||
サバ | 43.3 | 106 | 115 | 北海道 | − | 346 |
イワシ | 9.1 | 115 | 59 | 北海道 | − | 616 |
スルメイカ | 7 | 156 | 46 | 長崎ほか | − | 1,115 |
冷スルメイカ | 3.6 | 80 | 150 | 各地 | − | - |
サンマ | 3.8 | 44 | 47 | 岩手ほか | 生 | 864 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 26.7 | 112 | 150 | 北海道 | マ | 378 |
青森ほか | マコ | 612 | ||||
北海道 | アカ | 821 | ||||
北海道 | アサバ | 508 | ||||
ハマチ | 25.7 | 111 | 52 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,295 |
塩サケ | 19.9 | 92 | 110 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 875 | ||||
タラ類 | 32 | 103 | 96 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 8.6 | 112 | 162 | 鹿児島 | − | 907 |
キンメダイ | 6.3 | 100 | 76 | 静岡ほか | − | 1,944 |
ムキカキ | 16.3 | 101 | 101 | 三陸 | − | 1,732 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/