だいこん、はくさい等荷動き鈍

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年11月第4週（11月19日〜11月25日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,530t（前週比98％、前年同期比90％）。

日ごとの動き

前週比ではミニトマト、ねぎ、ブロッコリー等が増加したが、かぼちゃ、ほうれんそう、レタス等が減少したため、2％の減少となった。

前年同期比では、さといも、ごぼう、さつまいも等が増加したが、トマト、ブロッコリー、こまつな等が減少したため、10％の減少となった。

市況は前週比、前年同期比ともに保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、前週比で6％の減少となった。需要はあるが、全体量が多く荷動きが鈍いため、千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に入荷したが、前週比で5％の減少となった。全体量が多く荷動きが鈍いため、千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に愛知県等から入荷したが、前週比で2％の減少となった。全体量が多く荷動きは鈍いため、千葉県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に静岡県等から入荷したが、前週比で10％の減少となった。荷動きは鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に長野県等から入荷したが、前週比で3％の減少となった。量販店等の需要はありながらも、全体量が多く荷動きは鈍いため、茨城県産の価格は弱含みとなった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比で11％の減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

ねぎ　秋田県、茨城県等から順調に入荷し、前週比で11％の増加となった。秋田県産の価格は強含みとなった。

きゅうり　埼玉県、宮崎県等から入荷したが、前週比で2％の減少となった。全体量が少なく引合いが強まり、埼玉県産の価格は強含みとなった。

なす　高知県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比で5％の減少となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県、愛知県等から入荷したが、前週比で8％の減少となった。不足感から引合いが強まり、熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に宮崎県等から入荷し、前週比で1％の微増となった。茨城県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年11月第4週）