東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年11月第4週(11月19日〜11月25日)の概況より。
23日(火)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,208t(前週比90%、前年同期比96%)。
このうち鮮魚類は631t(前週比92%、前年同期比101%)、冷凍魚類は224t(前週比85%、前年同期比88%)、塩干加工品は353t(前週比90%、前年同期比92%)。
日ごとの動き
11月19日(金) 週末の取引、入荷増で買い気はいまひとつ。ブリが3〜4割上伸、スルメは2〜3割反発、サバは2〜3割下落、メジは軟調、相場全体では区々。
11月20日(土) 休市前の取引、休み前で買い気は幾分上向き、荷動きはおおむね良好。カツオが小反発、スルメは高値継続、サバは買い一服から続軟調、イワシは増加を受けて小幅下落、相場全体では区々。
11月22日(月) 週明けで休市の間の取引、雨市で買い気は低調、サバが1〜3割上伸、アジは1割続伸、サンマは強保合、スルメは1割下落、ブリは軟調、相場全体では小動き。
11月24日(水) 休市明けの取引、水曜市で買い気はさえなかった。アジ、サバが2〜3割続伸、イワシ、カツオは堅調、スルメは小幅続落、相場全体では小高い。
11月25日(木) 開市の間の取引、入荷は減ったが荷動きはいまひとつ。メジが上伸、サバ、イワシは堅調、アジ、サンマは強保合、スルメは1割続落、相場全体では強保合。
品目別の動き
アジ 中型が鳥取、中小型は新潟を主体に入荷、前週に比べ数量は16%減少し、価格は中型が1割安、中小型が2割弱安。
サバ 北海道や宮城を主体に入荷、前週に比べ数量は7%増加し、価格は約2.5割安。
イワシ 北海道を主体に入荷、前週に比べ数量は60%減少し、価格は約7割高。
スルメイカ 北海道を主体に入荷、前週に比べ数量は11%減少し、価格はわずかに下落。
カツオ 千葉を主体に入荷、前週に比べ数量はわずかに増加し、価格は2割弱安。
生サンマ 岩手や宮城を主体に入荷、価格はほぼ変わらず。
ムキカキ 11%増加し、三陸産の価格は0.5割強安。
主な水産物の市況(2021年11月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 46.5 | 105 | 124 | 各地 | 生 | 4,895 |
海外 | 生 | 3,865 | ||||
メバチ | 46.5 | 90 | 64 | 各地※ | 冷凍 | 1,223 |
アジ | 32 | 84 | 63 | 鳥取 | 中 | 799 |
新潟 | 中小 | 423 | ||||
サバ | 35.5 | 107 | 108 | 北海道ほか | − | 378 |
イワシ | 4.3 | 40 | 33 | 北海道 | − | 886 |
スルメイカ | 5.4 | 89 | 30 | 北海道 | − | 1,387 |
冷スルメイカ | 3.6 | 88 | 133 | 各地 | − | - |
サンマ | 31.1 | 80 | 116 | 岩手ほか | 生 | 821 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 11.8 | 106 | 110 | 北海道 | マ | 432 |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | 778 | ||||
北海道 | アサバ | 605 | ||||
ハマチ | 20.6 | 124 | 47 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,296 |
塩サケ | 21.1 | 79 | 106 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 756 | ||||
タラ類 | 31.9 | 100 | 135 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 12.1 | 103 | 106 | 千葉 | − | 853 |
キンメダイ | 7.2 | 141 | 109 | 東京ほか | − | 1,879 |
ムキカキ | 16.7 | 111 | 108 | 三陸 | − | 1,979 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/