はくさい、れんそう量多く鈍い

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年11月第3週（11月12日〜11月18日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,652t（前週比104％、前年同期比98％）。

日ごとの動き

前週比ではさといも、きゅうり、かぼちゃ等が減少したが、はくさい、しゅんぎく、にんじん等が増加したため、4％の増加となった。

前年同期比では、ほうれんそう、かぶ、にんじん等が増加したが、じゃがいも、こまつな、たまねぎ等が減少したため、2％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比で7％の増加となった。需要はあるが、全体量が多く荷動きが鈍いため、千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に入荷し、千葉県産・埼玉県産が増量して前週比13％の増加となった。千葉県産の価格は保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から順調に入荷し、前週比7％の増加となった。全体量が多いため荷動きは鈍く、千葉県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から順調に入荷し、前週比12％の増加となった。荷動きは鈍く相場は下落傾向で、茨城県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に長野県等から順調に入荷し、前週比で15％の増加となった。需要はありながらも全体量が多いため荷動きは鈍く、茨城県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、前週比4％の増加となった。全体量が多いため荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　秋田県、茨城県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。秋田県産の価格は保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から入荷したが、関東産が前週より数量減少し、前週比14％の減少となった。埼玉県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。高値反動で荷動きが鈍くなり、熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に宮崎県等から順調に入荷し、前週比で10％の増加となった。茨城県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年11月第3週）