れんそう、はくさい増。弱保合

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年10月第1週（10月1日〜10月7日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,808t（前週比95％、前年同期比98％）。

前週比ではほうれんそう、レタス、はくさい等が増加したが、まつたけ、きゅうり、かぼちゃ、さつまいも等が減少し、5％の減少となった。

前年同期比では、ピーマン、ほうれんそう、かぶ等が増加したが、まつたけ、はくさい、じゃがいも等が減少し、2％の減少となった。

市況は前週比で弱保合、前年同期比で弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　青森県、北海道等から入荷したが、地域によっては出荷終盤となり全体量は減少傾向で、前年同期比6％の減少となった。青森県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷したが、前週比5％の減少となった。荷動きは鈍く相場は下落傾向で、北海道産の価格は弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、群馬県産は横ばいの数量、後続の茨城県産は若干の数量減で、前週比で6％の減少となった。全体量としては十分で荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県、長野県等から入荷し、長野県産は終盤となるが残量がままあり、茨城県産は増量が続いて、前年同期比7％の増加となった。茨城県産の価格は前年同期比で強保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比2％の増加となった。消費地の気温が高く売れ行きは鈍いため、相場は下落し、長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、前週比13％の増加となった。数量潤沢で荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷し、関東産がピークとなって増量し、前年同期比20％の増加となった。群馬県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

なす　高知県、群馬県等から入荷し、後続の高知県産が増量傾向となっており、前年同期比15％の増加となった。全体量は十分で荷動きは鈍く、高知県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

トマト　北海道を中心に千葉県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。荷動きは鈍く、相場は下落傾向で、北海道産の価格は弱含みとなった。

ピーマン　茨城県、岩手県等から入荷し、茨城県産、東北産ともに生育順調で増量し、前年同期比42％の大幅な増加となった。数量充分で荷動きは鈍く、茨城県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年10月第1週）