東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年10月第1週(10月1日〜10月7日)の概況より。
日ごとの動き
6日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,375t(前週比108%、前年同期比109%)。このうち鮮魚類は672t(前週比99%、前年同期比107%)、冷凍魚類は323t(前週比137%、前年同期比126%)、塩干加工品は380t(前週比107%、前年同期比99%)。
10月1日(金) 週末の取引、月替わりだが台風の影響による悪天候で買い気は低調。カツオが1〜2割上伸、イワシは堅調、サンマは強保合、ブリは軟調、アジは弱保合、相場全体では小動き。
10月2日(土) 休市前の取引、入荷が減ったこともあり買い気はやや上向いた。スルメが1割、アジは小幅に上伸、カツオは2割反落、イワシは2割下落、サンマは弱保合、相場全体では小甘い。
10月4日(月) 週明けの取引、買い気はまずまず。メジが1〜2割上伸、カツオは堅調、スルメは2割反落、サンマは1〜2割下落、ブリは区々、相場全体では弱保合。
10月5日(火) 休市前の取引、買い気はやや後退。メジが小幅続伸、ブリは堅調、スルメ、サンマは強保合、アジは小甘く、カツオは弱保合、相場全体では強保合。
10月7日(木) 休市明けの取引、買い気はいまひとつ。ブリが小幅上伸、カツオは強保合、サバは1〜2割下落、スルメは小安い、相場全体では小動き。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型は佐賀や長崎を主体に入荷、前週に比べ数量は48%増加し、価格は中型が3.5割強安、中小型が約1割安。
サバ 青森を主体に入荷、前週に比べ数量は35%増加し、価格は約1.5割安。
イワシ 愛知を主体に入荷、前週に比べ数量は30%減少し、価格は5.5割弱高。
スルメイカ 長崎を主体に入荷、前週に比べ数量は31%増加し、価格は0.5割安。
カツオ 宮城を主体に入荷、前週に比べ数量は9%減少し、価格は約1.5割高。
生サンマ 北海道や岩手を主体に入荷、価格は約1.5割安。
ムキカキ 前年同期比で24%減少し、三陸産の価格は前年同期比でほぼ変わらず。
主な水産物の市況(2021年10月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 45.1 | 106 | 103 | 各地 | 生 | 3,109 |
海外 | 生 | 3,583 | ||||
メバチ | 41.2 | 105 | 77 | 各地※ | 冷凍 | 1,168 |
アジ | 60.4 | 148 | 157 | 長崎 | 中 | 389 |
佐賀ほか | 中小 | 392 | ||||
サバ | 25.6 | 135 | 77 | 青森 | − | 464 |
イワシ | 8.3 | 70 | 62 | 愛知 | − | 611 |
スルメイカ | 19.6 | 131 | 102 | 長崎 | − | 946 |
冷スルメイカ | 2.6 | 153 | 74 | 各地 | − | - |
サンマ | 47.2 | 91 | 212 | 北海道ほか | 生 | 675 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 6.5 | 66 | 77 | 北海道 | マ | 497 |
青森ほか | マコ | 702 | ||||
北海道 | アカ | 1,134 | ||||
北海道 | アサバ | 675 | ||||
ハマチ | 9.6 | 107 | 33 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,328 |
塩サケ | 26.5 | 135 | 145 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 15.6 | 122 | 133 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 50.5 | 91 | 144 | 宮城 | − | 432 |
キンメダイ | 4.7 | 66 | 61 | 東京ほか | − | 1,750 |
ムキカキ | 3.2 | 1,600 | 76 | 三陸 | − | 2,322 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/