東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年9月第2週(9月10日〜9月16日)の概況より。
日ごとの動き
15日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ10%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,229t(前週比109%、前年同期比98%)。このうち鮮魚類は619t(前週比110%、前年同期比100%)、冷凍魚類は265t(前週比111%、前年同期比101%)、塩干加工品は345t(前週比106%、前年同期比91%)。
9月10日(金) 週末の取引、天候回復もあって荷動きはやや好転。サンマが1〜2割続伸、スルメは1〜2割反発、カツオは堅調、イワシは1〜2割続落、相場全体では堅調。
9月11日(土) 休市前の取引、休み前で買い気が上向き荷動きはおおむね良好。サバ、イワシが底堅く、スルメも堅調、サンマは2割ほど反落、カツオ、メジは伸び悩む展開、相場全体では小動き。
9月13日(月) 週明けの取引、仲卸などの買い気は振るわなかった。サンマが2〜3割続落、スルメは2割下落、サバ、カツオは軟調、メジは小動き、相場全体では軟調。
9月14日(火) 休市前の取引、買い気はいまひとつ。サンマが2〜3割反発、アジは1〜2割上伸、イワシはしっかり、サバは小安く、スルメは小動き、相場全体では強保合。
9月16日(木) 休市明けの取引、買い気は幾分上向き。アジが1〜2割続伸、サバ、カツオは堅調、イワシは2〜4割下落、サンマは2割反落、スルメは1割下落、相場全体では区々。
品目別の動き
アジ 中型、中小型ともに長崎を主体に入荷。数量は前週に比べ7%増加し、価格は中型が1割安、中小型は約3割高。
サバ 石川や三重を主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格は1割弱高。
イワシ 北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ9%増加し、価格は0.5割強安。
スルメイカ 青森や北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ13%増加し、価格はほぼ変わらず。
カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ7%増加し、価格はほぼ変わらず。
サンマ 北海道や岩手を主体に入荷。数量は前週に比べ16%増加し、価格は生が約2.5割高。
主な水産物の市況(2021年9月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 42.2 | 89 | 100 | 各地 | 生 | 3,513 |
海外 | 生 | 3,587 | ||||
メバチ | 41.9 | 108 | 88 | 各地※ | 冷凍 | 1,157 |
アジ | 53.7 | 107 | 107 | 長崎 | 中 | 464 |
長崎 | 中小 | 621 | ||||
サバ | 25.6 | 104 | 74 | 石川ほか | − | 423 |
イワシ | 10.8 | 109 | 96 | 北海道 | − | 446 |
スルメイカ | 10.4 | 113 | 59 | 青森ほか | − | 1,140 |
冷スルメイカ | 6.4 | 291 | 200 | 各地 | − | - |
サンマ | 20 | 116 | 119 | 北海道ほか | 生 | 1,771 |
各地 | 解凍 | - | ||||
カレイ | 11.2 | 115 | 96 | 北海道 | マ | 583 |
青森ほか | マコ | 1,026 | ||||
北海道 | アカ | 994 | ||||
北海道 | アサバ | 745 | ||||
ハマチ | 9.2 | 107 | 44 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,296 |
塩サケ | 25.8 | 126 | 135 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 9.4 | 96 | 132 | 青森ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 55.1 | 107 | 193 | 宮城 | − | 335 |
キンメダイ | 10.8 | 132 | 138 | 東京ほか | − | 1,620 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/