東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年9月第1週(9月3日〜9月9日)の概況より。
日ごとの動き
8日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量1,126t(前週比106%、前年同期比101%)。このうち鮮魚類は561t(前週比102%、前年同期比110%)、冷凍魚類は238t(前週比102%、前年同期比103%)、塩干加工品は327t(前週比117%、前年同期比86%)。
9月3日(金) 週末の取引、雨市で買い気は低調。スルメが小幅続伸、イワシは強保合、ブリは下落、メジは小甘い、相場全体では小動き。
9月4日(土) 休市前の取引、休み前で買い気が上向いたこともあり荷動きは好転。アジ、メジが強保合、スルメが続伸、サンマも高値圏での取引、相場全体では強保合。
9月6日(月) 週明けの取引、潤沢な入荷で荷動きはさえなかった。サンマが2〜3割、スルメ、ブリ、は1割反落、メジは軟調、アジは強保合、相場全体では小安い。
9月7日(火) 休市前の取引、天候も回復し買い気はやや上向き。イワシが2割上伸、スルメは堅調、カツオは強保合、アジ、サンマは弱保合、相場全体では強保合。
9月9日(木) 休市明けの取引、雨市で買い気は低調。カツオが2〜3割、アジは2割、メジは1〜2割下落、サンマは2〜4割上伸、ブリは堅調、相場全体では下落。
品目別の動き
アジ 中型、中小型が長崎を主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は中型が約1.5割安、中小型はわずかに下落。
サバ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ10%減少し、価格は約2.5割高。
イワシ 北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ7%減少し、価格はわずかに上昇。
スルメイカ 青森を主体に入荷。数量は前週に比べ32%減少し、価格は1.5割弱高。
カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ18%減少し、価格はほぼ変わらず。
サンマ 北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ21%減少し、価格は生が0.5割安。
主な水産物の市況(2021年9月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 47.5 | 168 | 137 | 各地 | 生 | 3,600 |
海外 | 生 | 3,723 | ||||
メバチ | 38.9 | 124 | 86 | 各地※ | 冷凍 | 1,157 |
アジ | 50.3 | 100 | 331 | 長崎 | 中 | 518 |
長崎 | 中小 | 473 | ||||
サバ | 24.5 | 90 | 82 | 石川 | − | 391 |
イワシ | 9.9 | 93 | 74 | 北海道 | − | 480 |
スルメイカ | 9.2 | 68 | 37 | 青森 | − | 1,128 |
冷スルメイカ | 2.2 | 105 | 105 | 各地 | − | - |
サンマ | 17.3 | 79 | 120 | 北海道 | 生 | 1,431 |
各地 | 解凍 | - | ||||
カレイ | 9.7 | 71 | 137 | 北海道 | マ | 621 |
青森ほか | マコ | 918 | ||||
北海道 | アカ | 918 | ||||
北海道 | アサバ | 675 | ||||
ハマチ | 8.6 | 92 | 39 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,318 |
塩サケ | 20.5 | 183 | 107 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 9.8 | 166 | 131 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 51.5 | 82 | 189 | 宮城 | − | 335 |
キンメダイ | 8.2 | 108 | 139 | 東京ほか | − | 1,512 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/