東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年8月第4週(8月20日〜8月26日)の概況より。
日ごとの動き
25日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,038t(前週比83%、前年同期比91%)。このうち鮮魚類は519t(前週比96%、前年同期比90%)、冷凍魚類は215t(前週比72%、前年同期比98%)、塩干加工品は304t(前週比73%、前年同期比89%)。
8月20日(金) 週末の取引、買い気はいまひとつ。サンマが初荷で昨年(キロ10万円)の3〜4分の1の安値、スルメは2〜3割反落、カツオは2〜3割下落、イワシは小反落、相場全体では軟調。
8月21日(土) 休市前の取引、買い気は振るわなかった。サンマが大幅に下落、イワシは2割続落、アジは1割反落、スルメは強保合、メジは小動き、相場全体では続軟調。
8月23日(月) 週明けの取引、買い気は比較的順調。アジが2〜3割続落、カツオが2割、スルメは1〜2割下落、イワシ、サンマは軟調、メジは良品入荷で3〜4割上伸、相場全体では下落。
8月24日(火) 休市前の取引、鮮魚の荷動きはよくなかった。スルメが1〜3割、アジは1〜2割反発、サンマは3割下落、メジは1〜2割反落、相場全体では区々。
8月26日(木) 休市明けの取引、入荷増で買い気は弱かった。サンマが2〜4割続落、カツオは小幅下落、サバは小安く、メジは1〜3割反発、相場全体では軟調。
品目別の動き
アジ 中型、中小型ともに長崎を主体に入荷。数量は前週に比べ18%減少し、価格は中型が約1割高、中小型はわずかに下落。
サバ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ6%増加し、価格は約2割安。
イワシ 北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ約2.3倍に増加し、価格は約0.5割安。
スルメイカ 青森を主体に入荷。数量は前週に比べ55%増加し、価格は2.5割安。
カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ50%増加し、価格は約4.5割安。
サンマ 北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ27%増加し、価格は生が前年同期比で7割強安。
主な水産物の市況(2021年8月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 34.6 | 85 | 87 | 各地 | 生 | 8,305 |
海外 | 生 | 5,408 | ||||
メバチ | 55 | 94 | 81 | 各地※ | 冷凍 | 1,155 |
アジ | 30 | 82 | 50 | 長崎 | 中 | 983 |
長崎 | 中小 | 810 | ||||
サバ | 21.7 | 106 | 79 | 宮城 | − | 406 |
イワシ | 16.6 | 234 | 73 | 北海道 | − | 405 |
スルメイカ | 13.2 | 155 | 53 | 青森 | − | 933 |
冷スルメイカ | 2.4 | 33 | 200 | 各地 | − | - |
サンマ | 7.5 | 127 | 119 | 北海道 | 生 | 2,565 |
各地 | 解凍 | - | ||||
カレイ | 5.9 | 105 | 65 | 北海道 | マ | 659 |
青森ほか | マコ | 1,242 | ||||
北海道 | アカ | 1,368 | ||||
北海道 | アサバ | 612 | ||||
ハマチ | 8.9 | 51 | 53 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,264 |
塩サケ | 17.9 | 90 | 149 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 7.3 | 82 | 120 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 50.8 | 150 | 125 | 宮城 | − | 443 |
キンメダイ | 8.2 | 256 | 90 | 東京ほか | − | 1,642 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/