東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年8月第3週(8月13日〜8月19日)の概況より。
日ごとの動き
3日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,253t(前週比110%、前年同期比92%)。このうち鮮魚類は538t(前週比101%、前年同期比90%)、冷凍魚類は297t(前週比131%、前年同期比85%)、塩干加工品は418t(前週比109%、前年同期比99%)。
8月13日(金) 週末の取引、お盆の3連休前だが、雨市で買い気は低調。イワシが1〜3割上伸、アジは1〜2割反発、カツオは軟調な相場形成、相場全体では堅調。
8月17日(火) 休市の間の取引、入荷は増えたが3連休明けで荷動きは順調。アジが1〜3割続伸、イワシはしっかり、ブリは強保合、スルメは2割下落、相場全体では小動き。
8月19日(木) 休市明けの取引、買い気はまずまず。イワシが1〜2割上伸、スルメは小反発、アジは堅調、サバは強保合、ブリは小動き、相場全体ではしっかり。
品目別の動き
アジ 中型、中小型ともに長崎を主体に入荷。数量は前週に比べ44%減少し、価格は中型、中小型ともに約4割高。
サバ 宮城や長崎を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は約3割高。
イワシ 北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ63%減少し、価格は約1割安。
スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ36%減少し、価格は約2.5割高。
カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ6%減少し、価格は1.5割高。
主な水産物の市況(2021年8月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 40.9 | 86 | 94 | 各地 | 生 | 5,188 |
海外 | 生 | 5,745 | ||||
メバチ | 58.7 | 135 | 104 | 各地※ | 冷凍 | 1,125 |
アジ | 36.4 | 56 | 68 | 長崎 | 中 | 900 |
長崎 | 中小 | 837 | ||||
サバ | 20.4 | 97 | 76 | 宮城ほか | − | 513 |
イワシ | 7.1 | 37 | 39 | 北海道 | − | 432 |
スルメイカ | 8.5 | 64 | 38 | 石川 | − | 1,246 |
冷スルメイカ | 7.3 | 215 | 261 | 各地 | − | - |
サンマ | 5.9 | 211 | 64 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 5.6 | 82 | 73 | 北海道 | マ | 675 |
青森ほか | マコ | 1,404 | ||||
北海道 | アカ | 1,188 | ||||
北海道 | アサバ | 594 | ||||
ハマチ | 17.6 | 143 | 77 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,134 |
塩サケ | 19.8 | 83 | 150 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 8.9 | 122 | 131 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 33.8 | 94 | 94 | 宮城 | − | 792 |
キンメダイ | 3.2 | 49 | 43 | 東京ほか | − | 1,656 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/