東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年8月第2週(8月6日〜8月12日)の概況より。
日ごとの動き
8月9日(月)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,143t(前週比94%、前年同期比89%)。このうち鮮魚類は535t(前週比99%、前年同期比91%)、冷凍魚類は226t(前週比70%、前年同期比82%)、塩干加工品は382t(前週比110%、前年同期比91%)。
8月7日(土) 休市の間の取引、買い気はまずまず。アジが3〜5割、イワシは2割、カツオは1〜2割それぞれ上伸、ブリは弱保合、相場全体では小高い。
8月10日(火) 週明けの取引、連休明けで入荷が少なかったため荷動きはまずまず。スルメが浜高から3〜4割反発、カツオは2〜3割続伸、アジは1〜2割反落、メジは弱保合、相場全体では区々。
8月11日(水) 開市の間の取引、全体の入荷は多くないが水曜市で買い気は低調。カツオの宮城産がほぼ倍値に続伸、アジは3〜4割反発、イワシ、スルメ、ブリは保合、相場全体では堅調。
8月12日(木) 開市の間の取引、入荷は減ったが天候の悪化予報などから荷動きは悪かった。サバが2割上伸、カツオは堅調、アジは1〜2割反落、スルメ、ブリは“止め品”主体でできず、相場全体では小動き。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が島根や山口を主体に入荷。数量は前週に比べ14%増加し、価格は中型が約3.5割高、中小型が2.5割高。
サバ 長崎を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は1割弱高。
イワシ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ32%減少し、価格は1.5割高。
スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ33%減少し、価格は約2割高。
カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ39%減少し、価格は約2倍。
主な水産物の市況(2021年8月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 47.3 | 106 | 102 | 各地 | 生 | 4,946 |
海外 | 生 | 4,422 | ||||
メバチ | 43.6 | 77 | 70 | 各地※ | 冷凍 | 1,152 |
アジ | 65 | 114 | 198 | 長崎 | 中 | 648 |
島根ほか | 中小 | 594 | ||||
サバ | 21 | 103 | 74 | 長崎 | − | 392 |
イワシ | 19.3 | 68 | 121 | 千葉 | − | 473 |
スルメイカ | 13.2 | 67 | 57 | 石川 | − | 1,001 |
冷スルメイカ | 3.4 | 213 | 170 | 各地 | − | - |
サンマ | 2.8 | 156 | 47 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 6.8 | 106 | 106 | 北海道 | マ | 608 |
青森ほか | マコ | 1,080 | ||||
北海道 | アカ | 1,026 | ||||
北海道 | アサバ | 594 | ||||
ハマチ | 12.3 | 143 | 50 | 鹿児島ほか | 野〆 | 1,129 |
塩サケ | 23.9 | 120 | 139 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 7.3 | 118 | 107 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 36 | 61 | 162 | 宮城 | − | 689 |
キンメダイ | 6.5 | 112 | 63 | 東京ほか | − | 1,431 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/