カレイ3倍増、キンメ2倍増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年7月第2週(7月9日〜7月15日)の概況より。

日ごとの動き

14日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8%の増加。

1日平均取扱数量は総量1,154t(前週比102%、前年同期比98%)。このうち鮮魚類は619t(前週比108%、前年同期比109%)、冷凍魚類は228t(前週比96%、前年同期比90%)、塩干加工品は308t(前週比94%、前年同期比84%)。

7月9日(金) 週末の取引、雨市で買い気は振るわなかった。アジが2割反落、スルメは1〜2割下落、イワシ、ブリは強保合、メジは小動き、相場全体では軟調

7月10日(土) 休市前の取引、入荷が少なく買い気はやや上向いた。イワシが2〜3割上伸、スルメは1割反発、サバは強保合、メジはしっかり、アジは軟調、相場全体では強保合

7月12日(月) 週明けの取引、入荷が大幅に増え買い気は振るわなかった。ブリが2〜3割、アジが1〜3割下落、イワシ、スルメは小反落、メジは強保合、相場全体では小幅安。

7月13日(火) 休市前の取引、買い気はいまひとつ。アジが2割続落、サバ、カツオ、メジは弱保合、スルメは小甘く、ブリはしっかり、相場全体では小甘い

7月15日(木) 休市明けの取引、荷動きはよくなかった。サバが3〜4割下落、アジは2〜3割続落、スルメは2割下落、ブリは2割上伸、イワシは堅調、相場全体では軟調

品目別の動き

アジ 中型、中小型ともに長崎を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は中型がわずかに下落、中小型が3.5割弱高。

サバ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ4%減少し、価格は約2割高。

イワシ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ22%増加し、価格は1割高。

スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ6%増加し、価格はほぼ変わらず。

カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ9%増加し、価格はわずかに上昇

主な水産物の市況(2021年7月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ47.199108各地3,726
海外4,848
メバチ44.211187各地※冷凍1,096
アジ54.9102157長崎583
長崎中小583
サバ21.99680千葉393
イワシ43.5122114千葉367
スルメイカ13.110646石川942
冷スルメイカ2.195150各地-
サンマ1.88235各地解凍-
カレイ32.5298254北海道583
青森ほかマコ-
北海道アカ1,134
北海道アサバ378
ハマチ8.89549鹿児島ほか野〆1,112
塩サケ16.782114北海道トキ-
北海道アキ594
タラ類7.68693岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ51.5109193宮城400
キンメダイ9205180東京ほか1,404
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/