えだまめ、トマト増。前年比減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年7月第1週（7月2日〜7月8日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,151t（前週比99％、前年同期比96％）。

前週比ではえだまめ、トマト、たまねぎ等が増加したが、ねぎ、かぼちゃ、にんじん等が減少したため、1％の減少となった。

前年同期比では、オクラ、ほうれんそう、こまつな等が増加したが、えだまめ、レタス、かぼちゃ等が減少したため、4％の減少となった。

市況は、前週比は保合、前年同期比は弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷したが、前年同期比4％の減少となった。荷動きは鈍く相場は下落し、北海道産の価格は前年同期比で弱保合となった。

にんじん　青森県を中心に北海道等から入荷したが、前年同期比10％の減少となった。全体量は十分で荷動きは鈍く、青森県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に長野県等から入荷し、前年同期比1％の微増となった。全体量は十分で荷動きは鈍く、群馬県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、降雨の影響で前週比10％の減少となった。量販店特売が入っている中での減少で、週末のみ引き合いが強くなっており、長野県産の価格は保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比6％の増加となった。消費地の気温が高く需要が低いため荷動きは鈍く、長野県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、降雨の影響で数量は落ち着いており、前週比6％の減少となった。消費地の悪天候により引き合いは弱く、相場は下落し、群馬県産の価格は弱含みとなった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、降雨の影響で前週比24％の減少となった。全体量は少なく不足感が出始め、相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

きゅうり　福島県を中心に埼玉県等から入荷し、福島県産の入荷が日々増量しており、前年同期比6％の増加となった。福島県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前年同期比4％の増加となった。群馬県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

トマト　北海道を中心に栃木県等から入荷したが、前年同期比10％の減少となった。北海道産の価格は前年同期比で弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。全体量は十分で荷動きは鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年7月第1週）