きゅうり微減も全体量は潤沢

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年6月第4週（6月25日〜7月1日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,226t（前週比96％、前年同期比98％）。

前週比ではにんじん、こまつな、いんげん等が増加したが、うめ、そらまめ、さやえんどう等が減少したため、4％の減少となった。

前年同期比では、うめ、にんじん、ほうれんそう等が増加したが、そらまめ、さやえんどう、はくさい等が減少したため、2％の減少となった。

市況は、前週比、前年同期比ともに弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　青森県を中心に北海道等から入荷したが、青森県産が多品目の作業がある中で出荷減少し、前週比3％の減少となった。天候悪く生育鈍いため、少ない太物の引き合いが強くなっている。青森県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から順調に入荷し、前週比10％の増加となった。全体的に荷動きは鈍く、相場は下落し、千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　千葉県、茨城県等から入荷し、前週比2％の増加となった。全体量は十分で荷動きは鈍く、相場は下落し、千葉県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、群馬県産は降雨と病害、長野県産は夏品種の生育遅れのため出荷減少し、前週比15％の減少となった。数量は減ったものの注文も少なく、相場は下落し、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比8％の減少となった。全体量は潤沢で荷動きは鈍く、長野県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、群馬県産、茨城県産が悪天候により出荷減少したため、前週比10％の減少となった。月初特売も絡んで引き合いは強く、相場は上昇し、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷し、前週比2％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。全体量は潤沢で荷動きは鈍く、相場は下落し、群馬県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県、群馬県等から入荷したが、前週比6％の増加となった。全体的に荷動きは鈍く、相場は下落し、高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　栃木県、北海道等から入荷したが、前週比24％の減少となった。栃木県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に入荷したが、前週比15％の減少となった。全体量は潤沢で荷動きは鈍く、相場は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年6月第4週）