アジ減。中5割高、中小4割高

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年6月第4週(6月25日〜7月1日)の概況より。

日ごとの動き

30日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。

1日平均取扱数量は総量1,268t(前週比106%、前年同期比89%)。このうち鮮魚類は604t(前週比97%、前年同期比99%)、冷凍魚類は308t(前週比136%、前年同期比79%)、塩干加工品は356t(前週比105%、前年同期比84%)。

6月25日(金) 週末の取引、荷動きは低調。アジが1〜2割反発、イワシは小高い、メジは1〜3割下落、カツオは小甘く、ブリは弱保合、相場全体では区々

6月26日(土) 休市前の取引、全般に止め品の割合が多く、さえない値動き。アジが幾分値を下げ、サバは小安い、イワシは入荷減ながら小反落、カツオ、ブリの安値も継続、相場全体では弱保合

6月28日(月) 週明けの取引、買い気はまずまず。アジが1〜3割上伸、カツオはしっかり、スルメは2〜3割反落、サバは軟調、相場全体では小動き

6月29日(火) 休市前の取引、雨市で買い気は低調。イワシはしっかり、アジ、スルメは強保合、カツオは軟調、ブリは弱保合、相場全体では保合

7月1日(木) 休市明けの取引、月替わりだが入荷増と雨市で荷動きはよくなかった。スルメが1割上伸、カツオは堅調、アジは強保合、サバは軟調、メジは小動き、相場全体では強保合

品目別の動き

アジ 中型が石川、中小型が新潟や石川を主体に入荷。数量は前週に比べ35%減少し、価格は中型が5割高、中小型が4割高。

サバ 千葉や石川を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は0.5割高。

イワシ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格もほぼ変わらず。

スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ25%増加し、価格は1割弱高。

カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格は1割弱安。

主な水産物の市況(2021年6月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ52.896123各地2,457
海外3,654
メバチ37.77666各地※冷凍1,110
アジ40.66580石川680
新潟ほか中小454
サバ23.710290千葉ほか328
イワシ37.310181千葉302
スルメイカ22.312571石川873
冷スルメイカ2154167各地-
サンマ220054各地解凍-
カレイ128992北海道486
青森ほかマコ459
北海道アカ1,067
北海道アサバ324
ハマチ10.58150鹿児島ほか野〆810
塩サケ1611084北海道トキ-
北海道アキ594
タラ類7.19979岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ58.4104147宮城356
キンメダイ8.372138東京ほか1,296
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/