キャベツ千葉・茨城最盛期了

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年6月第3週（6月24日〜6月18日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,463t（前週比94％、前年同期比104％）。

前週比ではえだまめ、はくさい、レタス等が増加したが、うめ、じゃがいも、にんじん等が減少したため、6％の減少となった。

前年同期比では、そらまめ、だいこん、とうもろこし等が減少したが、うめ、かぼちゃ、ほうれんそう等が増加したため、4％の増加となった。

市況は、前週比は弱保合、前年同期比は弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　青森県を中心に北海道等から入荷したが、青森県産がピークを越えてやや減少し、前週比13％の減少となった。全体量は多く相場は下落し、青森県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比17％の減少となった。全体的に荷動きは鈍く、相場は下落し、千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、千葉県産、茨城県産が最盛期をすぎて数量減少し、前週比7％の減少となった。千葉県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から順調に入荷し、前週比20％の増加となった。全体量が潤沢で供給過多のため相場は下落し、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から順調に入荷し、前週比22％の増加となった。全体量は潤沢で荷動きは鈍く、相場は下落し、長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。荷動きはまずまず良好で相場は上昇し、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。数量充分で荷動きは鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷したが、群馬県産が終盤に向け減少したことから、前週比9％の減少となった。全体量は十分で荷動きは鈍く、相場は下落し、群馬県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、前週比11％の減少となった。全体的に荷動きは鈍く、相場は下落し、高知県産の価格は弱含みとなった。

トマト　栃木県を中心に熊本県等から入荷したが、熊本県産の出荷減少により、前週比15％の減少となった。荷動きはまずまずで相場は上昇し、栃木県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に順調に入荷し、特に前週の好天により茨城県産、岩手県産が増量し、前週比7％の増加となった。量販店の特売需要が低下して引き合いが弱まり、相場は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年6月第3週）