東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年6月第2週(6月11日〜6月17日)の概況より。
日ごとの動き
16日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量1,231t(前週比107%、前年同期比97%)。このうち鮮魚類は631t(前週比102%、前年同期比104%)、冷凍魚類は270t(前週比130%、前年同期比109%)、塩干加工品は330t(前週比100%、前年同期比80%)。
6月11日(金) 週末の取引、潤沢続きで買い気は低調。カツオが1割上伸、サバはしっかり、アジは強保合、イワシは軟調、相場全体ではしっかり。
6月12日(土) 休市前の取引、豊富だった前荷もありやや供給過剰気味な取引。イワシ、アジは安値継続、サバも小幅下落、カツオ、ブリも幾分値を下げ、相場全体では小安い。
6月14日(月) 週明けの取引、入荷は減ったが雨市で買い気は振るわなかった。メジが小反発、イワシ、カツオは堅調、サバは強保合、スルメは軟調、相場全体では強保合。
6月15日(火) 休市前の取引、買い気は弱め。サバが1〜3割上伸、アジは堅調、イワシは小安く、スルメは続軟調、メジは小甘く、相場全体では小動き。
6月17日(木) 休市明けの取引、買い気は振るわなかった。アジが1〜2割下落、サバは軟調、カツオは弱保合、メジは堅調、イワシはしっかり、相場全体では弱保合。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が新潟を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は中型が1.5割弱高、中小型が約2割安。
サバ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ10%減少し、価格は3.5割弱高。
イワシ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格はほぼ変わらず。
スルメイカ 石川や福井を主体に入荷。数量は前週に比べ20%増加し、価格は1.5割弱安。
カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は約1割安。
主な水産物の市況(2021年6月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 46.3 | 75 | 93 | 各地 | 生 | 2,997 |
海外 | 生 | - | ||||
メバチ | 40.8 | 109 | 84 | 各地※ | 冷凍 | 1,015 |
アジ | 66.2 | 103 | 181 | 長崎 | 中 | 475 |
新潟 | 中小 | 348 | ||||
サバ | 25.6 | 90 | 95 | 千葉 | − | 297 |
イワシ | 35.4 | 102 | 76 | 千葉 | − | 279 |
スルメイカ | 20.7 | 120 | 64 | 石川ほか | − | 769 |
冷スルメイカ | 1.4 | 93 | 117 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.3 | 72 | 28 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 15.9 | 121 | 95 | 北海道 | マ | 410 |
宮城ほか | マコ | 405 | ||||
北海道 | アカ | 972 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 11.4 | 88 | 63 | 鹿児島ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 17.2 | 96 | 106 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 7.2 | 90 | 62 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 59.6 | 101 | 168 | 宮城 | − | 356 |
キンメダイ | 12.6 | 152 | 191 | 東京ほか | − | 1,404 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
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