入荷量減少で強含み〜強保合

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年6月第1週（6月4日〜6月10日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量4,782t（前週比86％、前年同期比81％）。

前週比ではレタス等が増加したが、そらまめ、だいこん、ねぎ等が減少したため、14％の減少となった。

前年同期比では、うめ等が増加したが、そらまめ、さやえんどう、こまつな等が減少したため、19％の減少となった。

市況は、前週比は強含み、前年同期比は強保合となった。

品目別の動き

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前年同期比19％の減少となった。千葉県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比13％の減少となった。荷動きは良好で相場は上昇し、千葉県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、長野県産が生育順調で増量したことから、前週比8％の増加となった。荷動きは鈍化傾向で相場は下落し、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県、長野県等から入荷したが、茨城県産が終盤で減少傾向となったことから、前年同期比15％の減少となった。長野県産の価格は前年同期比で強含みとなった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。前週までに相場が強まった反動で荷動きは鈍化、相場は下落し、群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比28％の減少となった。荷動きはやや鈍めで、茨城県産の価格は保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から入荷したが、前年同期比19％の減少となった。群馬県産の価格は前年同期比で保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、前週比13％の下落となった。やや数量不足感があって引き合いが強い状況が続いており、高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、熊本県産が終盤で漸減したことから、前年同期比24％の減少となった。価格がこなれていることから荷動きはまずまず良好で、栃木県産の価格は前年同期比で強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に入荷したが、高知県産・宮崎県産は切り上がりに向け数量減となり、前週比6％の減少となった。量販店需要が強く相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年6月第1週）