メロン類、すいか類が大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年5月第1週（4月30日〜5月6日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週4日、前週5日、前年4日。

1日平均入荷量は総量1,433t（前週比134％、前年同期比126％）。

前週比では、すいか、こだますいか、アールスメロンなどが増加し、34％の大幅な増加となった。

前年同期比では、マンゴー、さくらんぼ、あまなつかんなどが減少したが、プリンスメロン、りんご、ぶどうなどが増加したため26％の増加となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

あまなつかん　熊本県、鹿児島県等から入荷し、前週比は13％の増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に入荷し、前週比は22％の増加となった。入荷量は安定しており、上位等級の着色のよいものは引き合いが強く、青森県産「ふじ」の価格は保合となった。

びわ　長崎県を中心に千葉県等から入荷し、前年同期比は12％の増加となった。長崎県産の価格は保合となった。

いちご　栃木県「とちおとめ」、福岡県「あまおう」を中心に入荷し、前週比は30％の増加となった。4番荷の出荷もはじまり、栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」ともに価格は保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比は70％の大幅な増加となった。荷動きはよく引き合いも強いため、静岡県産の価格は強保合となった。

プリンスメロン　茨城県を中心に熊本県等から入荷し、前年同期比は大幅な増加となった。茨城県産の価格は前年同期比で保合となった。

クインシーメロン　茨城県を中心に熊本県等から入荷し、熊本県産が出荷ピークに向かい増量傾向のため、前年同期比は16％の増加となった。茨城県産の価格は前年同期比で強保合となった。

アンデスメロン　茨城県を中心に熊本県等からも入荷し、前週比は50％の大幅な増加となった。出荷量が予想以上に少ないため、引き合いは強く、茨城県産の価格は強保合となった。

すいか　熊本県を中心に千葉県等から入荷し、前週比は81％の大幅な増加となった。荷動きはよく引き合いも出て、熊本県産の価格は保合となった。

こだますいか　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比は81％の大幅な増加となった。荷動きはよく引き合いも出て、茨城県産の価格は保合となった。

マンゴー　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前年同期比は29％の減少となった。入荷量が少ないため、宮崎県産の価格は前年同期比で強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2021年5月第1週）