東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年4月第4週(4月23日〜4月29日)の概況より。
日ごとの動き
29日(木)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。
1日平均取扱数量は総量1,233t(前週比92%、前年同期比98%)。このうち鮮魚類は618t(前週比98%、前年同期比113%)、冷凍魚類は234t(前週比79%、前年同期比92%)、塩干加工品は381t(前週比91%、前年同期比83%)。
4月23日(金) 週末の取引、荷余り感から買い気は低調。ブリが1割上伸、イワシは堅調、メジはしっかり、カツオは1〜3割続落、アジは小幅下落、相場全体では小動き。
4月24日(土) 休市前の取引、買い気はやや上向き。スルメが1〜2割上伸、サバはしっかり、アジブリは弱保合、カツオは小動き、相場全体では弱保合。
4月26日(月) 週明けの取引、買い気は幾分上向いた。サバが2〜4割、イワシは1〜3割それぞれ上伸、スルメは1〜2割続伸、ブリは強保合、カツオは弱保合、相場全体では上伸。
4月27日(火) 開市日の間の取引、買い気はまずまず。スルメが2割続伸、サバは小反発、ブリはしっかり、イワシは小反落、メジは小甘く、相場全体では小動き。
4月28日(水) 休市前の取引、水曜市で買い気は振るわなかった。アジが倍値に上伸、スルメは1割続伸、ブリは1〜2割下、カツオは小安く、イワシは弱保合、相場全体では軟調。
品目別の動き
アジ 中型、中小型ともに長崎を主体に入荷。数量は前週に比べ19%減少し、価格は中型が1.5割強高、中小型が1割安。
サバ 静岡を主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は約0.5割高。
イワシ 石川や鳥取を主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は1割強安。
スルメイカ 富山を主体に入荷。数量は前週に比べ28%減少し、価格は1割高。
カツオ 千葉や愛媛を主体に入荷。数量は前週に比べ35%増加し、価格は4割弱安。
主な水産物の市況(2021年4月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 36.8 | 95 | 186 | 各地 | 生 | 4,586 |
海外 | 生 | 2,719 | ||||
メバチ | 59.5 | 122 | 118 | 各地※ | 冷凍 | 974 |
アジ | 52.6 | 81 | 127 | 長崎 | 中 | 475 |
長崎 | 中小 | 400 | ||||
サバ | 29.1 | 100 | 91 | 静岡 | − | 324 |
イワシ | 23 | 99 | 60 | 石川ほか | − | 324 |
スルメイカ | 8.5 | 72 | 88 | 富山 | − | 976 |
冷スルメイカ | 1.7 | 77 | 170 | 各地 | − | - |
サンマ | 2.1 | 131 | 45 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 18.5 | 105 | 89 | 北海道 | マ | 419 |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | 518 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 14.7 | 75 | 89 | 鹿児島ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 17.7 | 109 | 92 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 8.2 | 90 | 67 | 岩手ほか | 生 | 540 |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 34.8 | 135 | 341 | 千葉ほか | − | 400 |
キンメダイ | 8.9 | 124 | 107 | 東京ほか | − | 1,620 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/