東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年4月第2週(4月9日〜4月15日)の概況より。
日ごとの動き
14日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,326t(前週比101%、前年同期比119%)。このうち鮮魚類は680t(前週比104%、前年同期比145%)、冷凍魚類は249t(前週比94%、前年同期比110%)、塩干加工品は396t(前週比100%、前年同期比96%)。
4月9日(金)週末の取引、入荷増で買い気は後退。アジが2割反落、ブリ、イワシは1〜2割下落、スルメは1割値を下げ、メジは堅調、相場全体では小反落。
4月10日(土) 休市前の取引、順調な入荷で買い気は弱かった。スルメが1〜3割反発、サバは1〜2割上伸、カツオは強保合、メジは小安く、相場全体では強保合。
4月12日(月) 週明けの取引、潤沢な入荷で荷動きはよくなかった。サバが2割続伸、カツオはしっかり、ブリは強保合、イワシ、スルメは小動き、相場全体ではしっかり。
4月13日(火) 休市前の取引、入荷が多く買い気は依然弱かった。イワシが1〜2割上伸、スルメは小高く、カツオはしっかり、サバは弱保合、相場全体では小高い。
4月15日(木) 休市明けの取引、買い気は幾分上向いた。サバが1〜2割上伸、アジ、カツオは堅調、イワシ、ブリは保合、相場全体では強保合。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が長崎や島根を主体に入荷。数量は前週に比べ19%増加し、価格は中型が2.5割弱安、中小型が0.5割強高。
サバ 三重を主体に入荷。数量は前週に比べ5%減少し、価格はわずかに上昇。
イワシ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は1割安。
スルメイカ 富山を主体に入荷。数量は前週に比べ38%増加し、価格は約2.5割高。
カツオ 鹿児島や千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ15%減少し、価格は1割強安。
主な水産物の市況(2021年4月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 42.2 | 107 | 214 | 各地 | 生 | 4,578 |
海外 | 生 | 3,386 | ||||
メバチ | 56.5 | 131 | 160 | 各地※ | 冷凍 | 972 |
アジ | 66.2 | 119 | 249 | 長崎 | 中 | 406 |
長崎ほか | 中小 | 432 | ||||
サバ | 31.2 | 95 | 115 | 三重 | − | 285 |
イワシ | 26.3 | 102 | 78 | 石川 | − | 292 |
スルメイカ | 13.2 | 138 | 150 | 富山 | − | 920 |
冷スルメイカ | 1.2 | 50 | 100 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.5 | 94 | 33 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 21 | 92 | 90 | 北海道 | マ | 344 |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | 500 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 15.6 | 70 | 105 | 鹿児島ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 19.9 | 123 | 108 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 9.4 | 92 | 82 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 24 | 85 | 212 | 鹿児島ほか | − | 724 |
キンメダイ | 9.7 | 68 | 83 | 東京ほか | − | 1,296 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/