アンデス、河内晩柑などが増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年4月第2週（4月9日〜4月15日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,268t（前週比99％、前年同期比116％）。

前週比では、アンデスメロン、こだますいか、河内晩柑などが増加したが、あまなつかん、キウイ、いちごなどの減少により、1％の微減となった。

前年同期比では、あまなつかん、河内晩柑、キウイなどが減少したが、清見、アンデスメロン、すいかなどが増加したため16％の増加となった。

市況は前週比で弱保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

あまなつかん　熊本県、鹿児島県を中心に入荷したが、前週比は65％の大幅な減少となった。気温が暖かくなってきているため、イタミの発生が若干多くみられる。熊本県産の価格は強含みとなった。

はっさく　和歌山県を中心に入荷したが、前週比7％の減少となった。気温が暖かくなってきているため、イタミの発生が若干多くみられる。和歌山県産の価格は保合となった。

不知火　熊本県、愛媛県を中心に入荷したが、前週比12％の減少となった。小玉を中心に大玉も引き合いが強く、熊本県産の価格は強保合となった。

清見　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷したが、気温上昇のため出荷が前倒しとなり、前週比5％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

りんご　青森県産「ふじ」「王林」を中心に入荷したが、前週比4％の減少となった。青森県産「ふじ」の価格は保合、「王林」の価格は弱保合となった。

いちご　栃木県産「とちおとめ」を中心に福岡県産「あまおう」、静岡県産「紅ほっぺ」等が入荷したが、前週比16％の減少となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は日照量が多くなり、小玉でイタミが増えてきたことから相場が下落し弱保合、福岡県産「あまおう」は保合、佐賀県産「さがほのか」、静岡県産「紅ほっぺ」の価格は弱含みなった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比2％の増加となった。需要が少なく引き合いが弱く、静岡県産の価格は弱保合となった。

アンデスメロン　熊本県を中心に茨城県から生育順調で入荷し、前週比67％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は全体量が多く荷動きが鈍くなったため、弱保合となった。

すいか　熊本県を中心に佐賀県等から入荷した。熊本県産は生育順調で出荷量が多くなり、前週比21％の増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2021年4月第2週）