ニンジン、トマトなどが増加

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年4月第1週（4月2日〜4月8日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,773t（前週比104％、前年同期比103％）。

前週比でははくさい、ねぎ、だいこん等が減少したが、にんじん、トマト、ミニトマト等が増加し、4％の増加となった。

前年同期比では、ごぼう、じゃがいも、ねぎ等が減少したが、レタス、トマト、ミニトマト等が増加し、3％の増加となった。

市況は、前週比で弱含み、前年同期比は弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に入荷したが、神奈川県産が最終盤に近づき、前週比4％の減少となった。全体量は十分で荷動きが鈍く、千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　徳島県を中心に青森県等から入荷し、徳島県産が安定入荷のため、前週比16％の増加となった。全体量は十分で荷動きが鈍く、徳島県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　神奈川県を中心に愛知県等から入荷した。神奈川県産は気温が高く生育順調で、潤沢に入荷したため、前週比7％の増加となった。神奈川県産の価格は強保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から順調に入荷し、前週比8％の増加となった。全体量が多く荷動きが鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、前週比7％の減少となった。気温が高く引合いは弱いため、茨城県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県、千葉県等から入荷し、前週比6％の増加となった。群馬県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比5％の増加となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、熊本県産がやや増産のため、前週比15％の増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に宮崎県等から順調に入荷し、前週比10％の増加となった。茨城県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年4月第1週）