端境期と悪天候等で入荷量減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年3月第5週（3月26日〜4月1日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週4日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,525t（前週比85％、前年同期比99％）。

前週比ではなのはな、ブロッコリー、じゃがいも等が減少したため、15％の減少となった。

前年同期比では、ブロッコリー、だいこん、かぶ等が増加したが、ごぼう、じゃがいも、かぼちゃが減少したため、1％の減少となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比は弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、神奈川県産は終盤になり、前週比8％の減少となった。千葉県産の価格は保合となった。

にんじん　徳島県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。春休みの学校給食需要の落ち込みにより引合いが弱く、徳島県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に神奈川県等から入荷したが、前週比17％の減少となった。愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。全体量が多く荷動きが鈍いため、茨城県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、茨城県産は春作が増量したものの秋冬作が終了したため、前週比31％の大幅な減少となった。茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、前週比22％の減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比は12％の減少となった。千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり　群馬県、千葉県等から入荷したが、天候の悪さから数量がまとまらず、前週比15％の減少となった。群馬県産の価格は弱含みとなった。

なす　高知県を中心に入荷したが、前週比17％の減少となった。高知県産の価格は弱含みとなった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、熊本県産の出荷数量が少なく、前週比14％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　宮崎県、茨城県等から入荷したが、前週比18％の減少となった。宮崎県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年3月第5週）