東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年3月第3週(3月13日〜3月19日)の概況より。
日ごとの動き
6日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ9%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,143t(前週比93%、前年同期比97%)。このうち鮮魚類は568t(前週比91%、前年同期比111%)、冷凍魚類は247t(前週比111%、前年同期比83%)、塩干加工品は328t(前週比87%、前年同期比87%)。
3月12日(金) 週末の取引、比較的順調な入荷と天候の悪化予報から買い気は弱かった。イワシが2〜3割反発、スルメは堅調、メジは強保合、サバは1〜2割下落、ブリは弱保合、相場全体では小動き。
3月13日(土) 休市前の取引、雨市で買い気は低調。サバが3〜4割反発、メジはしっかり、アジ、スルメ、ブリは保合、カツオは小動き、相場全体では強保合。
3月15日(月) 週明けの取引、買い気は幾分上向いた。アジが3〜4割上伸、カツオ、イワシが堅調、スルメは小安く、ブリは弱保合、相場全体ではしっかり。
3月16日(火) 開市の間の取引、明日が水曜開市のため買い気は弱め。サバが小幅上伸、イワシは続堅調、メジはしっかり、カツオは1〜2割下落、ブリは軟調、相場全体では小動き。
3月17日(水) 開市の間の取引、水曜市で鮮魚類の買い気は振るわなかった。アジが2割、ぶりが1〜2割それぞれ下落、スルメは1割続落、イワシは小安い、相場全体では軟調。
3月18日(木) 開市日の間の取引、前日並みの入荷だが買い気はさらに弱まった。サバが小高く、メジはしっかり、カツオは強保合、イワシは1〜3割続落、ブリは軟調。相場全体では区々。
品目別の動き
アジ 中型が長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は18%減少し、価格は中型がわずかに下落。
サバ 三重を主体に入荷。前週に比べ数量は17%減少し、価格は1割強安。
イワシ 石川や富山を主体に入荷。前週に比べ数量は30%減少し、価格は1割強高。
スルメイカ 長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は41%増加し、価格は1.5割弱安。
カツオ 宮崎を主体に入荷。前週に比べ数量は18%減少し、価格は0.5割強安。
ムキカキ 9%減少し、三陸産の価格は1割高。
主な水産物の市況(2021年3月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 31.6 | 75 | 128 | 各地 | 生 | 3,886 |
海外 | 生 | 2,749 | ||||
メバチ | 59.3 | 143 | 56 | 各地※ | 冷凍 | 906 |
アジ | 44 | 82 | 173 | 長崎 | 中 | 486 |
- | 中小 | - | ||||
サバ | 44.3 | 83 | 139 | 三重 | − | 216 |
イワシ | 16.1 | 70 | 49 | 石川ほか | − | 392 |
スルメイカ | 19.8 | 141 | 169 | 長崎 | − | 886 |
冷スルメイカ | 1.2 | 60 | 133 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.7 | 74 | 35 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 21.4 | 112 | 137 | 北海道 | マ | 421 |
青森ほか | マコ | 540 | ||||
北海道 | アカ | 370 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 22.3 | 71 | 90 | 鹿児島ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 14.8 | 84 | 102 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 594 | ||||
タラ類 | 12.5 | 80 | 91 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 22.1 | 82 | 251 | 宮崎 | − | 414 |
キンメダイ | 8 | 90 | 133 | 東京ほか | − | 1,638 |
ムキカキ | 11.6 | 91 | 123 | 三陸 | − | 1,197 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/