アールス増。全体は17％減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年3月第3週（3月13日〜3月19日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週6日、前週5日、前年6日。

1日平均入荷量は総量1,279t（前週比83％、前年同期比110％）。

前週比では、アールスメロンなどが増加したが、いよかん、みかん、不知火などが減少したため、17％の減少となった。

前年同期比では、いよかん、せとか、はっさくなどが減少したが、みかん、りんご、いちごなどが増加したため10％の増加となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強含みとなった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に徳島県等から入荷したが、前週比32％の大幅な減少となった。青島みかんの「誉れ」ブランドの販売が始まりた。静岡県産普通の価格は保合となった。

あまなつかん　熊本県を中心に愛媛県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。熊本県産の価格は強保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、主要品種の「宮内、弥生紅」が終盤に入り、前週比38％の大幅な減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に広島県等から入荷したが、前週比14％の減少となった。ネット物の切り上がりが遅くなり、木成りはっさくも荷動きが鈍くなっているため、和歌山県産の価格は弱保合となった。

不知火　熊本県、愛媛県から入荷したが、前週比29％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

せとか　愛媛県を中心に福岡県等から入荷したが、前週比22％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

清見　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に秋田県等から入荷したが、前週比は12％の減少となった。青森県産「ふじ」の価格は強保合、「王林」の価格は保合となった。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷したが、栃木県産「とちおとめ」の二番果のピークが過ぎ出荷量が減少したため、前週比18％の減少となった。栃木県産「とちおとめ」、佐賀県産「さがほのか」の価格は保合、福岡県産「あまおう」の価格は弱含みとなった。

アールスメロン　静岡県を中心に高知県等から入荷し、前週比14％の増加となった。静岡県産の価格は保合となった。

キウイ　福岡県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。福岡県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2021年3月第3週）