キャベツ増。茨城レタスピーク

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年3月第2週（3月5日〜3月11日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,560t（前週比101％、前年同期比106％）。

前週比ではなのはな、はくさい、さつまいも等が減少したが、ほうれんそう、にんじん、かぼちゃ等が増加したため、1％の微増となった。

前年同期比では、かぼちゃ、じゃがいも、ごぼう等が減少したが、ほうれんそう、ブロッコリー、なす等が増加したため、6％の増加となった。

市況は前週比で保合、前年同期比は強含みとなった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、神奈川県産が終盤に近づくが千葉県産が増加傾向のため、前週比3％の増加となった。千葉県産の価格は保合となった。

にんじん　徳島県、千葉県等から入荷し、前週比10％の増加となった。徳島県産の価格は保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から順調に入荷し、前週比8％の増加となった。荷動きが鈍いまま、愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に静岡県等から入荷し、茨城県産が出荷のピークに入っているため、前週比1％の微増となった。全体量が多いため荷動きが鈍く、茨城県産の価格は弱含みとなった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、茨城県産の秋冬作が終盤で減少し、前週比13％の減少となった。全体量が減少したことで引合いが強くなり、茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から順調に入荷し、前週比15％の増加となった。群馬県産の価格は強含みとなった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比は5％の減少となった。千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり　群馬県、千葉県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比4％の増加となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比6％の増加となった。気候が暖かくなったため需要が強まり、熊本県産の価格は強含みとなった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から順調に入荷し、前週比4％の増加となった。荷動きが鈍く、宮崎県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年3月第2週）