取扱1割減。カツオ倍増で軟調

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年2月第4週(2月19日〜2月25日)の概況より。

日ごとの動き

23日(火)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ14%の減少。

1日平均取扱数量は総量1,179t(前週比91%、前年同期比98%)。このうち鮮魚類は561t(前週比86%、前年同期比93%)、冷凍魚類は231t(前週比88%、前年同期比113%)、塩干加工品は387t(前週比99%、前年同期比99%)。

2月19日(金) 週末の取引、買い気はいまひとつさえなかった。メジが4〜5割、スルメは小幅ながら、それぞれ上伸、イワシは強保合、カツオは軟調、相場全体では小動き

2月20日(土) 休市前の取引、前荷薄も加わり買い急がれ、売り場は早々に閑散とした状態。アジが2〜3割上伸、スルメが小幅続伸、サバ、ブリも幾分値を上げ、相場全体では小幅上伸

2月22日(月) 週明けで休市の間の取引、荷動きは順調。サバが堅調、イワシはしっかり、アジは1割反落、メジは軟調、スルメは小甘い、相場全体では小甘い

2月24日(水) 休市明けで水曜市の取引、買い気は弱め。カツオが2〜3割下落、アジは1割続落、メジは小甘く、ブリは弱保合、イワシは強保合、相場全体では弱保合

2月25日(木) 開市の間の取引、入荷増で買い気は依然低調。アジが3〜4割反発、イワシは2〜3割、ブリは1〜3割、スルメは1割、それぞれ上伸、カツオは軟調、相場全体では上伸

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が鹿児島を主体に入荷。前週に比べ数量は26%減少し、価格は中型が3割高、中小型が約2.5割高。

サバ 三重を主体に入荷。前週に比べ数量は24%減少し、価格は約1.5割高。

イワシ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量は10%減少し、価格はわずかに上昇

スルメイカ 長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は21%減少し、価格は約0.5割高。

カツオ 宮崎を主体に入荷。前週に比べ数量は88%増加し、価格は約5割安。

ムキカキ 9%下落し、三陸産の価格はわずかに上昇

主な水産物の市況(2021年2月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ36.593108各地4,087
海外2,580
メバチ457995各地※冷凍855
アジ38.27476長崎702
鹿児島中小648
サバ417689三重255
イワシ18.89066千葉346
スルメイカ19.779105長崎942
冷スルメイカ191111各地-
サンマ1.79440各地解凍-
カレイ12.37488北海道-
青森ほかマコ756
北海道アカ486
北海道アサバ-
ハマチ59.2106145鹿児島ほか野〆810
塩サケ147985北海道トキ-
北海道アキ540
タラ類22.285102岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ13188186宮崎410
キンメダイ5.15463千葉ほか1,663
ムキカキ15.591116三陸1,386
各地-
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/