不知火増。せとか、いちごも

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年2月第3週（2月12日〜2月18日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,856t（前週比115％、前年同期比125％）。

前週比では、ポンカン、みかん等が減少したが、不知火、せとか、いちご等が増加したため15％の増加となった。

前年同期比では、せとか、キウイ、あまなつかん等が減少したが、みかん、りんご、いちご等が増加したため25％の増加となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強含みとなった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に佐賀県等から入荷したが、静岡県産の出荷量が徐々に少なくなってきており、前週比5％の減少となった。静岡県産普通みかんの価格は強含みとなった。

ポンカン　愛媛県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比19％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比は増減なしとなった。熊本県産の価格は弱含みとなった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷し、前週比25％の増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

不知火　熊本県、愛媛県等から入荷し、熊本産「露地」物の出荷が始まり、愛媛県産「露地」物の出荷が増えてきているため、前週比125％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

せとか　愛媛県を中心に愛知県等から入荷し、前週比36％の大幅な増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比23％の増加となった。宮崎県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に山形県等から入荷し、前週比7％の増加となった。青森県産「ふじ」の価格は強保合、「王林」の価格は保合となった。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷し、前週比32％の大幅な増加となった。栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」の価格はともに保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比12％の増加となった。静岡県産の価格は弱含みとなった。

キウイ　和歌山県、福岡県等から入荷したが、前年同期比9％の減少となった。福岡県産の価格は前年同期比で弱含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2021年2月第3週）