だいこんとなすが前週比微増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年2月第2週（2月5日〜2月11日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,378t（前週比92％、前年同期比96％）。

前週比ではだいこん、なす等が増加したが、じゃがいも、はくさい、トマト等が減少したため、8％の減少となった。

前年同期比では、はくさい、ほうれんそう、かぶ等が増加したが、ごぼう、じゃがいも、ねぎ等が減少したため、4％の減少となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県を中心に千葉県等から入荷し、降雨により干ばつの影響が解消され増量し、前週比3％の増加となった。荷動きが鈍くなり、神奈川県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、埼玉県産が終盤で前週比9％の減少となった。千葉県産の価格は保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。荷動きが鈍くなり、愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　静岡県を中心に兵庫県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。静岡県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、前週比15％の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、関東産の作柄がよくなく、前週比10％の減少となった。全体量が少なく不足感があり、千葉県産の価格は強保合となった。

きゅうり　宮崎県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。宮崎県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、高知県、福岡県産で気温が上がったため微増し、前週比2％の増加となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷したが、前週比15％の減少となった。荷動き良好で、熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷し、前週比6％の減少となった。月初めの特売需要が収まり、宮崎県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年2月第2週）