カツオ千葉主体に前週比3倍増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年2月第2週(2月5日〜2月11日)の概況より。

日ごとの動き

11日(木)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。

1日平均取扱数量は総量1,088t(前週比86%、前年同期比91%)。このうち鮮魚類は539t(前週比98%、前年同期比91%)、冷凍魚類は206t(前週比73%、前年同期比94%)、塩干加工品は343t(前週比80%、前年同期比88%)。

2月5日(金) 週末の取引、買い気はいまひとつ。イワシが1割上伸、アジが小幅続伸、カツオは小甘く、スルメは弱保合、ブリは小動き、相場全体では小動き

2月6日(土) 休市前の取引、全般に入荷水準が低かったこともあり買い気は上向き、荷動きはおおむね良好。アジが続伸、ブリが強保合、メジは小幅上伸、イワシ、スルメも下げ渋り、相場全体では強保合

2月8日(月) 週明けの取引、入荷が多く買い気は低調。アジが3割、メジは2割それぞれ反落、スルメは1〜2割下落、カツオは小幅続落、サバは軟調、相場全体では下落

2月9日(火) 開市日の間の取引、入荷は減ったが前日からの荷もたれで買い気は低調。メジが4〜5割反発、イワシは小幅上伸、スルメは小反発、アジ、サバは堅調、相場全体では反発

2月10日(水) 休市前の取引、水曜市で荷動きはいまひとつ。イワシ、スルメが1割続伸、カツオはしっかり、アジは強保合、メジは小反落、相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型が長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は19%増加し、価格は中型が2.5割安。

サバ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量は9%増加し、価格はわずかに上昇

イワシ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量は21%減少し、価格は1.5割弱安。

スルメイカ 長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は26%増加し、価格は約0.5割高。

カツオ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量は約2.9倍に増加し、価格は4.5割安。

ムキカキ 15%減少し、三陸産の価格は約1割安。

主な水産物の市況(2021年2月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ27.810584各地4,972
海外2,362
メバチ39.112169各地※冷凍866
アジ36.111979長崎562
-中小-
サバ42.9109111千葉268
イワシ27.179103千葉285
スルメイカ21.3126148長崎868
冷スルメイカ0.66760各地-
サンマ1.57931各地解凍-
カレイ12.1117141北海道-
青森ほかマコ-
北海道アカ540
北海道アサバ-
ハマチ58.487136鹿児島ほか野〆810
塩サケ137086北海道トキ-
北海道アキ540
タラ類23.57886岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ3.7285206千葉756
キンメダイ6.614794千葉ほか1,620
ムキカキ16.485108三陸1,398
各地-
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/