東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年2月第1週(1月29日〜2月4日)の概況より。
日ごとの動き
3日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,259t(前週比113%、前年同期比91%)。このうち鮮魚類は548t(前週比94%、前年同期比91%)、冷凍魚類は283t(前週比167%、前年同期比87%)、塩干加工品は427t(前週比120%、前年同期比95%)。
1月29日(金) 週末の取引、天候の天候の回復もあり買い気は幾分上向いた。スルメ、イワシが1〜2割反発、ブリは2割上伸、カツオは堅調、相場全体では上伸。
1月30日(土) 休市前の取引、月末ながら後荷薄思惑もあり買い急がれ、相場はほぼ全面高の展開。アジが大幅続伸、サバ、イワシも値上がり、スルメ、カツオも品薄高、相場全体では続伸。
1月1日(月) 週明けの取引、月替わりで買い気はやや上向き。ブリは小安く、サバ、カツオはともに軟調、メジは弱保合、イワシは小動き、相場全体では弱保合。
2月2日(火) 休市前の取引、入荷増と雨市で買い気は弱かった。アジが大幅下落、イワシ、スルメが2〜3割下落、サバは続軟調、カツオは強保合、相場全体では下落。
2月4日(木) 休市明けの取引、入荷が減ったため買い気はやや上向いた。カツオが1〜3割上伸、アジは1〜2割反発、サバは堅調、イワシが軟調、相場全体では小反発。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が富山を主体に入荷。前週に比べ数量は40%減少し、価格は中型が7割高、中小型が1.5割高。
サバ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量は15%減少し、価格は約2.5割安。
イワシ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量は52%増加し、価格ほぼ変わらず。
スルメイカ 富山を主体に入荷。前週に比べ数量は22%減少し、価格はわずかに上昇。
カツオ 和歌山を主体に入荷。前週に比べ数量は13%減少し、価格は1.5割高。
ムキカキ 7%減少し、三陸産の価格は1割強高。
主な水産物の市況(2021年2月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 26.6 | 97 | 70 | 各地 | 生 | 4,829 |
海外 | 生 | 2,435 | ||||
メバチ | 32.4 | 101 | 57 | 各地※ | 冷凍 | 862 |
アジ | 30.3 | 60 | 55 | 長崎 | 中 | 745 |
富山 | 中小 | 459 | ||||
サバ | 39.3 | 85 | 101 | 千葉 | − | 259 |
イワシ | 34.4 | 152 | 139 | 千葉 | − | 328 |
スルメイカ | 16.9 | 78 | 99 | 富山 | − | 834 |
冷スルメイカ | 0.9 | 90 | 38 | 各地 | − | - |
サンマ | 1.9 | 136 | 39 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 10.3 | 84 | 121 | 北海道 | マ | - |
宮城ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | 567 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 67.2 | 105 | 167 | 鹿児島ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 18.5 | 123 | 94 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 670 | ||||
タラ類 | 30.3 | 93 | 108 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 1.3 | 87 | 52 | 和歌山 | − | 1,372 |
キンメダイ | 4.5 | 56 | 68 | 千葉ほか | − | 1,469 |
ムキカキ | 19.2 | 93 | 130 | 三陸 | − | 1,544 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/