きんかん増。不知火引き弱い

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年1月第4週（1月22日〜1月28日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,912t（前週比95％、前年同期比118％）。

前週比ではきんかん、不知火、いちご等が増加したが、ポンカン、アールスメロン、みかん等が減少したため、5％の減少となった。

前年同期比ではキウイ、いよかん、ポンカン等が減少したが、いちご、りんご、みかん等が増加したため、18％の増加となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比は弱保合となった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に長崎県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。静岡県産普通の価格は保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比24％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、前週比9％の減少となった。愛媛県産の価格は弱保合となった。

不知火　熊本県を中心に佐賀県等から入荷し、前週比22％の増加となった。出荷量が多く引合いが弱いため、熊本県産の価格は弱保合となった。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比52％の大幅な増加となった。宮崎県産の価格は弱保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷し、前週比1％の微増となった。青森県産「ふじ」の価格は保合、青森県産「王林」の価格は弱保合となった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷し、前週比11％の増加となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は強保合、福岡県産「あまおう」の価格は弱保合、佐賀県産「さがほのか」の価格は保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比14％の減少となった。納品需要が少ないため荷動きが鈍く、静岡県産の価格は弱含みとなった。

キウイ　福岡県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比3％の増加となった。福岡県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2021年1月第4週）