寒さと降水で1日入荷量4割減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年1月第2週（1月8日〜1月14日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週2日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,668t（前週比60％、前年同期比94％）。

前週比ではさつまいも、さといも、たまねぎ等が増加したが、なす、ブロッコリー、ミニトマト等が減少したため、40％の大幅な増加となった。

前年同期比では、ピーマン、きゅうり、はくさい等が増加したが、さといも、ごぼう、ブロッコリー等が減少したため、6％の減少となった。

市況は、前週比は区々、前年同期比は強保合となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県、千葉県等から入荷したが、神奈川県、千葉県産ともに寒さの影響で出荷量が減少し、前週比55％の大幅な減少となった。神奈川県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷したが、愛知県産は降雨により、千葉県産は寒さにより出荷量が減少し、前週比37％の大幅な減少となった。愛知県産の価格は保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷したが、気温低下や降雨の影響から前週比54％の大幅な減少となった。静岡県産の価格は保合となった。

はくさい　茨城県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比45％の大幅な減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比37％の大幅な減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から入荷したが、前週比24％の減少となった。千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり　宮崎県を中心に高知県等から入荷したが、前週比57％の大幅な減少となった。宮崎県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、前週比61％の大幅な減少となった。気温が低く数量が少ないため引合いがあり、高知県産の価格は強保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷したが、前週比57％の大幅な減少となった。業務用需要が縮小し荷動きはまずまずとなり、熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷したが、前週比24％の減少となった。量販店の特売で引合いが強く、宮崎県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年1月第2週）